音楽大学としても知られる「桐朋学園」仙川キャンパスに隣接し、昨年4月から建設中だった楽器対応賃貸住宅「音楽マンション ヴィルトゥオーソ仙川」(調布市若葉町1)で1月23日、完成見学会が開催される。
「音楽マンション ヴィルトゥオーソ仙川」」オーナーの小島靖行さん夫妻(左)と越野建設の丸藤史貴さん(右) ゆとりのあるエントランスで
「密度の高いコンクリート」にこだわり創業100年を超える総合建設会社の越野建設(北区)が、その技術を活用し、楽器演奏愛好家が演奏を満喫できる高い遮音性と快適な音響性能を備えた高品質な賃貸物件としてシリーズ化し、都内を中心に展開する「音楽マンション」。現在までに45棟を手掛け、「調布プロジェクト」と銘打って始動した同マンションはシリーズ36棟目となる。
敷地面積は約524坪でシリーズ過去最大規模の62戸を有する同マンションは、ひとり暮らしから家族連れまでに対応できる1K約30平方メートルから2LDK約60平方メートルまでの多様な間取りを用意。大規模物件ならではのゆとりのあるエントランスと共用音楽スタジオ3室を完備し、全てのスタジオに海外一流メーカーのピアノを設置。大・中スタジオにはグランドピアノ、小スタジオにはアップライトピアノを用意する。
自室での楽器演奏は、街中の貸スタジオなどが営業していない早朝5時から24時まで可能とし、より演奏を満喫できる環境も用意。マンション名は、イタリア語で「音楽の名手」「芸術(音楽)の技術に優れた人」を意味する「ヴィルトゥオーソ」と名付けた。
プロジェクト当初から入居に関する問い合わせが相次ぎ、昨年9月から入居募集を開始。マンション完成前で内覧もできない中、音楽を学ぶ学生をはじめ、音楽を趣味とする社会人やプロの演奏家など、7割を超える居室が契約に至った。
オーナーの小島靖行さんは「仙川の街は武蔵野の自然が残り、実篤公園に続く道の環境に合うよう、建物にゆとりを持たせ、植栽を多く取り入れた。木々の成長も楽しみだが、音楽を楽しむ方々が『仙川に住んで良かった』と思ってもらえたらうれしい」と言い、越野建設企画開発部営業チームの丸藤史貴さんは「『音楽マンション』を選んでいただき、ご満足いただけるマンションが建設できてうれしく思う」と話す。
完成見学会は10時~15時。対象は入居希望者と建築検討者。要予約。