府中市は都立武蔵野の森公園(府中市朝日町3)が東京2020オリンピック自転車競技ロードのスタート地点になることにちなみ、大会コースなど市内を巡る4つのサイクリングコースを作成しスマートフォンアプリ「ツール・ド」で公開した。
「ツール・ド」はサイクリングに必要な機能を集約したアプリで、パソコンのホームページでも利用できる。全国のサイクリストが作ったコースが300以上登録され、利用者はコースマップを頼りにサイクリングを楽しめる。コース上に設定された「ご当地スポット」に近づくとGPSが感知してチェックインし、ゴールすると完走タイムと平均速度を記録した「記録証」が表示される。ホームページでは、全国の自転車レースやガイドツアーなどの情報も閲覧できる。
今回公開されたのは、シェアサイクルを使って巡るライトユーザー向けの「市内満喫ゆるりコース(10キロ)」、街中スポットを巡る「市内周遊サイクリングコース(15キロ)」、オリンピック競技を体験できる「東京2020オリンピック自転車競技ロードレースコース満喫コース(20キロ)」、同コースを長距離にした「東京2020オリンピック自転車競技ロードレースコース聖地巡礼コース(30キロ)」。20キロコースを作成したのは、日本各地を自転車で走っているユーチューバーのMIHOさん。30キロコースを作成したのは、元プロロードレーサーで2004アテネ五輪日本代表の田代恭崇さん。
市関係者は「初心者から経験者までそれぞれの力量にあったコースを選んで、安全に楽しく走ってほしい」と話す。府中市ホームページでは、MIHOさんによるコース紹介動画を公開している。