深大寺陶芸教室所属の作陶家の作品を展示販売する「あおぞら陶器市」が3月3日・4日、調布市深大寺近くの深大寺陶芸教室(調布市深大寺北町1、TEL 042-483-6478)で開催される。
深大寺陶芸教室代表の馬場咲夫さんによる、ろくろ実演の様子 当日は屋外で実施
陶芸家の馬場咲夫さんが1978(昭和53)年に開校し、今年で45周年を迎える同教室は、基礎から学ぶ初心者や、自由に作陶する経験者まで現在約100人が在籍。作風を制限することなく、さまざまな陶芸技法を取り入れ、各自が自由な発想で作陶を楽しむことを目指し、日々、土と向き合う創作活動が行われている。粘土は用途や好みによって使い分けできるよう常時10種類程度を用意。独自に配合して手作りしたうわぐすりは50色以上を取りそろえる。
コロナ禍では活動を縮小したが、「おうち時間を楽しむ陶芸を始めたい」という人など、新規会員が増えた。在籍する会員の作品の発表の場として、これまで定期的に教室内2階のギャラリーで作品展を開き販売。今回、「個性的で数多くある作品をより多くの人に見てもらい、直接販売する機会を設けたい」と、馬場さんの長女で同教室講師の小田紋子さんの発案で陶器市を開くことになった。
今回は教室前の駐車場スペースを使い、「丁寧なものづくりに出合える2日間」をテーマに、19人の作陶家が手がけた作品を展示し対面販売するほか、おひなさまの絵付け・桜の小皿作りのワークショップ、馬場さんによるろくろの実演なども行う。
小田さんは「作陶家の皆さんの作品はとても丁寧に作られている個性的なものばかり。多くの方々にものづくりの楽しさや陶器の良さを感じてもらえたら」と話す。
開催時間は11時~16時。雨天中止。ワークショップは要予約。