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調布のラン用バギーレンタル店が1周年 複数メーカー取りそろえ

「バギーステーション」代表の土屋みなみさん

「バギーステーション」代表の土屋みなみさん

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 調布中学校近くの地域コミュニティースペース「ふふ富士見」内にある、ランニング用バギーレンタル専門店「バギーランステーション」(調布市富士見町4)が9月2日で1周年を迎える。

ランニングが趣味の土屋さん夫妻 「寝かしつけにもよく、子どもが気持ち良く寝る」という

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 代表の土屋みなみさんはランニングが趣味で、大学卒業後は会社に勤めながら市民ランナーとしてフルマラソンなど数々の大会に参加し優勝経験を持つ。第1子を妊娠した際、休職する上に趣味のランニングもできなくなったことに複雑な感情を抱き、産後いつから走れるのか調べていくうち、赤ちゃんと一緒に走れるバギーランの存在を知った。

 当時、バギーランの認知度は低く、情報も手探りの中、自分と同じ悩みを持つ全国のバギーラン愛好者とオンラインを通じて意見交換の場を広げた。都内で唯一バギーランの体験できたスポットが閉館したことをきっかけに、「趣味を我慢せずに、子育て期間を楽しく過ごせるバギーランの魅力を伝えたい」と、体験できる同レンタル専門店を2022年にオープン。

 最初はSNSなどでバギーランの情報を発信し、普及活動を積極的に行っていたところ、メディアで度々紹介されるようになり、問い合わせが増加。「寝かしつけをしながら夫婦で一緒に走れ、家族で楽しめる」「誰かに預けてまで走る事に抵抗を感じていたが、親子で走れてうれしい」など、利用者から多くの声が寄せられるようになったという。

 複数のメーカーを取りそろえ、体験できる同店のバギーは、ランニング用。大型3輪のエアタイヤの前輪は安定走行のためロック式で、サスペンションが効きランニング中の振動を吸収する。手元にはブレーキが付き、5点固定式のシートベルトで安全性に配慮されているため、安心してランニングを楽しむことができる。市内には広い園が多く、多摩川沿いや、道幅が広く車や人通りが少ないコースがたくさんあるため、バギーランをするには「絶好の場所」だという。ランニングアドバイザーの資格を持つ土屋さんは、伴走しながら走り方などレクチャーし、定期的にバギーランのイベントなども開いている。

 土屋さんは「子育てしながらバギーランをするのが当たり前の光景になればうれしい。今後はバギーランの大会を主催したり、圧迫感あるバギーを日常使いできる大きさで、日本の住環境に合ったラン用バギーの開発に携わったりできれば」と話す。

 レンタルバギーは体験できる1種類、全種類試乗し放題、1泊プランなどを用意。来店は完全予約制で予約サイトで申し込みを受け付ける。施設内にはオムツ替え、授乳スペースを完備。9月2日~4日は「1周年記念感謝デー」として、バギーを無料でレンタルする。

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