調布で福祉作業所見本市-障害者の賃金アップ目指し開催

福祉作業所見本市で試食として提供される商品の1つ。「しごと場大好き」の「濃い~いかぼちゃぷりん」

福祉作業所見本市で試食として提供される商品の1つ。「しごと場大好き」の「濃い~いかぼちゃぷりん」

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 調布クレストンホテル(調布市小島町1)8階で3月18日、同市の福祉作業所の商品の試食や商談、展示即売会「福祉作業所見本市」が開催される。9つの福祉作業所が手作りのパンやクッキー、ケーキなどを用意し、試食ができるようにするほか、キャンドルやペーパーフラワーなどの試供品も提供する。

試食として提供される「はあと・ふる・えりあ」の「雑穀ブレッド」

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 福祉作業所の商品を身近に感じてもらい、より多くの方に購入してもらうことで売り上げを増やし、生産者の賃金アップにつなげることを目的に開く同イベント。調布市福祉作業所等連絡会によると、現在、同市内には25の作業所があり、知的、身体、精神に障害がある人、合わせて約600人が働いている。1人あたりの1カ月の平均賃金は約1万4,000円だという。同連絡会代表の亀田良一郎さんは「グループホームなどで地域生活ができるだけの給与を払えるようになるのが目標。そのためには、月3万~5万円程度は必要」と話す。

 試食できるのは、「しごと場大好き」の「濃い~いかぼちゃプリン」や「はあと・ふる・えりあ」の「雑穀ブレッド」など。「ポピーの家」のオーナメントも試供品として提供する。

 同イベントを企画した山田容子さんは「『福祉作業所』の商品には良い物があるのに、あまり知られていない状況を改善したい、障害のある2歳の娘が将来働くことになる作業所の価値を今からアップしたい、という思いで企画した。複数の作業所の商品を一度に試食したり、見たりする機会はあまりないと思うので、来場いただければ」と話す。

 開催時間は10時~16時。参加無料。試食は先着100人まで。問い合わせはオフィスONLY ONE(TEL 044-767-5336)まで。

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