調布のギャラリーでメキシコ若手作家作品展-「日墨交流400周年」で

「アマリージョ デザインセンター」のグラフィック

「アマリージョ デザインセンター」のグラフィック

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 仙川の「プラザ・ギャラリー」と「サジオ」(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で4月26日から、「400周年 祝 JAPAN-MEXICO」作品展が開催されている。

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 両ギャラリーで開催されて作品展は、それぞれ「エサウ デ レオン展」と「アマリージョ デザインセンター展」。両展はメキシコ在住の日本人美術家の矢作隆一さんが、2009~2010年が「日本メキシコ400周年」にあたることから企画した。

 プラザ・ギャラリーで開催中の作品展は「エサウ デ レオン展」。エサウ デ レオンさんは、空間全体を作品として表現するインスタレーションという芸術活動を行っているメキシコの若手作家。今回は来日が難しくなったため、レオンさんが過去にメキシコシティで発表した作品「Vortex(うず巻き)」などを撮影した写真3点と平面作品4点を展示している。

 サジオでは、1998年にメキシコのベラクルス州で結成されたデザイナーグループ「アマリージョ デザインセンター」の作品を展示。これまで、ボリビアやポーランド、スペインなどの展覧会に参加した実績もあり、多くのグラフィックデザインを生み出している。同展ではポスターやカード、オリジナルグッズなど約100点を用意し、展示販売も行っている。

 矢作さんは「メキシコの芸術といえば20世紀初頭の壁画運動が有名だが、紀元前1300年ごろに栄えたオルメカ文明の巨石人頭像など、日本と同じように長い歴史と文化を持っている。この機会に多くの人がメキシコの現代アートに触れて、その文化を理解するきっかけになるとうれしい」と話す。

 開館時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。5月17日まで。

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