調布・深大寺の「丑」土鈴作り-新年を前に最盛期迎える

正月を前に「丑土鈴」の最盛期を迎え、職人たちが一つ一つ丁寧に製作している。

正月を前に「丑土鈴」の最盛期を迎え、職人たちが一つ一つ丁寧に製作している。

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 深大寺参道に位置する楽焼店「むさし野深大寺窯」(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-7441)が、来年のえとである「丑(うし)」をかたどった土鈴(どれい)作りで最盛期を迎えている。

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 土鈴は元型の製作から色付けまですべて手作業で行うため、1日に100個ほどしか作ることができない。毎年8,000個を製作するえと土鈴は店頭販売のほか、正月の縁起物として深大寺境内でもお守りやお札とともに授与される。

 同店は1957(昭和32)年の創業以来、毎年えとにちなんだ土鈴を製作販売している。昔ながらの素朴な風合いが特徴で、年末年始の参拝客だけではなく遠方から買い求めにくる土鈴ファンもいる。年賀状用の絵や版画のモデルにしようと、12月初旬から新年のえと土鈴を購入する客も多いという。

 同店二代目の馬場良太郎さんは「多くのお客様に喜んでいただけるように形や色を工夫して、同じ丑でもさまざまな姿の土鈴を作っている。手作りならではの音と手描きの色合いを楽しんでもらえればうれしい」と話す。

 大きさは3種類で、小丑土鈴(600円)、丑土鈴(800円)、特大丑土鈴(4000円)。えと全種の土鈴も販売する。

 営業時間は9時~17時。

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