調布・神代植物公園で秋バラ「二番花」楽しむイベント-由来やエピソード解説も

調布の都立神代植物公園で「秋バラ」を楽しむイベント。写真は、2009年度日本バラコンクール(JRC)金賞を受賞した、同園作出の新品種バラ「クィーン・オブ・神代」

調布の都立神代植物公園で「秋バラ」を楽しむイベント。写真は、2009年度日本バラコンクール(JRC)金賞を受賞した、同園作出の新品種バラ「クィーン・オブ・神代」

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 調布の都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で11月1日から、遅咲きの秋バラを楽しむ「オータムローズ ファイナルフェスタ」が開催されている。

11月1日から開催する「オータムローズ ファイナルフェスタ」

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 同園は先月28日まで「秋のバラフェスタ」を開催し、早朝開園で朝のバラの香りを楽しむツアーや、開園時間延長で庭園をライトアップするなどし、多くの入場者でにぎわった。初秋に咲き出した秋バラは、その後も「二番花」「三番花」と開花し11月中旬まで楽しめる。

 同園の「ばら園」は世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞し、秋バラ300品種・約5000株を栽培している。中でも「クィーン・オブ・神代」は同園作出の新品種バラで、2009年度日本バラコンクール(JRC)金賞を受賞。昨年の開園50周年記念に名前を一般公募し、今年3月に新品種登録されて人気を集めている。

 期間中、11日は「神代植物公園名木50選めぐり」が開催され、園内4800種10万本の中から来園者に選ばれた樹木について由来や隠れたエピソードなどを職員が解説する(10時から1時間)。18日は「身近な万葉植物を訪ねて」と題し、10時から万葉植物研究家の高樋信也さんが和歌の解説とその背景を話す室内講座「スライドで見る万葉植物と和歌」を、13時から森林インストラクターの大石征夫さんが実際の植物を案内する野外講座「園内で見る万葉植物」を行う(受け付けは当日9時30分、入園料以外の参加費は不要、先着30人)。

 同園担当者は「秋バラのシーズンも一段落。晩秋の空にさえわたるバラのセカンドステージを楽しんで。万葉の植物にはバラ科のものもあるのでこの機会に」と呼び掛けている。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。18日まで。

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