調布飛行場の三宅島路線、就航へ-調布・三宅島間の交流活性も期待

調布路線が就航した三宅島空港

調布路線が就航した三宅島空港

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 調布飛行場(調布市西町、TEL 0422-34-4840)で4月2日、三宅島路線が就航する。

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 三宅島-羽田空港路線は1日1便、全日空が定期運航していたが、使用している航空機の引退を機に同路線を廃止することを決定。当初、昨年3月末の廃止の予定だったが、航空便がなくなるとおよそ6時間かかる船便のみになってしまうため、島民の生活を考え東京都が運航の延長を要請。この度、調布路線の就航開始に伴い羽田路線は廃止となる。

 調布路線では、既存の大島、神津島、新島便を運航する新中央航空が1日3便運航し、三宅島までを50分で結ぶ。使用する飛行機はドイツのドルニエ228型機で、搭乗人数は19人。羽田路線では56人乗りだったが、便数を増やすことで搭乗人数の不足分を補う。大人の片道運賃は1万7,200円。

 同飛行場を管轄する東京都の担当者は「就航開始にあたり、飛行場周辺の皆さまには感謝している。コミューター空港として、調布飛行場が多摩と島しょの架け橋となる役割をしっかりと担っていければ」と話す。

 路線開設に合わせ、三宅島空港で記念式典を予定。調布飛行場では4月2日~4日の10時~16時、「島しょ物産展」を開催する。

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