調布市職員が人命救助で消防総監感謝状-日頃の訓練生かして

消防総監感謝状を贈呈される渡部孝幸さん

消防総監感謝状を贈呈される渡部孝幸さん

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 調布消防署(調布市下石原1)で7月28日、調布市消防団第六分団員で同市役所職員の渡部孝幸さんへの「消防総監感謝状贈呈式」が行われた。

東京消防庁から表彰状を贈呈された渡部さん(前中央)と浅沼さん(前左)

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 7月6日に同市菊野台の市長選挙投票所で、心肺停止状態になった選挙立会人の女性(80)に、その場に公務で居合わせた渡部さんと調布警察署の浅沼友徳さんが協力し、心肺蘇生法やAEDを操作して救命活動を行った。女性は病院に収容後、回復に向かい、現在は退院して後遺症もなく生活している。

 渡部さんと浅沼さん2人は、適切な救護処置を行い救命したその功労に感謝の意を表し、東京消防庁から表彰状を贈呈された。

 当時を振り返り、渡部さんは「パニックだったが、消防団や市役所での救命講習が間違いなく今回に生かせた。一人の生命を救えたことは非常にうれしい」と話し、浅沼さんは「2人で協力できたことが救命につながった。このような場面は予定されているわけではないので、冷静に対応することができて本当に良かった」と話す。

 また、発見、通報、傷病者搬送などで救護功労のあった同市役所職員3人に対して、後日、同市消防署長感謝状を贈呈する予定。

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