調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で8月13日から、調布市平和祈念事業「ヒロシマ原爆展~市民が描いた原爆の絵~」の展示会が開かれる。
同市では毎年8月、平和を祈念する展示を実施。今年は、広島平和記念資料館から原爆に関する資料やポスターを借り、被爆者らが原爆による悲惨な状況を描いた絵の複製30点と被爆して亡くなった人の遺品や変形したガラス瓶などの現物資料40点を展示する。
9月5日には同市と市民団体の共催で、1988年に公開した映画「さくら隊散る」の上映会も開催。同作品は、広島の原爆投下に遭った移動劇団「櫻隊」9人の役者とスタッフの被爆の状況と即死を免れた4人のその後の足取りを再現し、関係者の証言でつづったドキュメンタリー。即死を免れた4人の隊員たちの非業の死を描き、原爆症の怖さやむごさを伝えている。午後の上映会終了後には、櫻隊について書かれた「『仲みどり』をさがす旅」の著者である同市社会教育指導員の青木笙子さんによる特別講演も行う。
展示会の開催時間は10時~18時。8月20日まで。映画の上映時間は、10時30分~、14時~、18時30分~。定員500人。展示会は入場無料。上映会は、前売り=全て500円、当日=一般700円、小中学生・高校生=600円。