調布・仙川でグランプリ受賞劇団の凱旋公演-2作品上演、初公開作も

「第5回せんがわ劇場演劇コンクール」でグランプリに輝いた「踏みはずし(Retake)」公演の様子

「第5回せんがわ劇場演劇コンクール」でグランプリに輝いた「踏みはずし(Retake)」公演の様子

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で3月11日~15日、「第5回せんがわ劇場演劇コンクール・グランプリ受賞記念公演」が行われる。

「劇団820製作所(はにわせいさくしょ)」代表・波田野淳紘さんの受賞インタビューの様子

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 同公演は、昨年夏に開催した「第5回せんがわ劇場演劇コンクール」でグランプリ(受賞作品「踏みはずし(Retake)」)に輝いた「劇団820製作所(はにわせいさくしょ)」の凱旋(がいせん)公演。同コンクールでは、脚本賞と演出賞を波田野淳紘さん、俳優賞を洞口加奈さんが受賞し、グランプリと併せ4冠に輝いた。

 同劇団は2004年の旗揚げ以来、東京圏を拠点として活動。「本当はそこにあるおとぎ話」をキャッチフレーズに、「『生活と人』『人と世界』の関係のなかに横たわる詩や、わたしたちの背後に作動するものがたり」を作品化することを試みている。

 期間中、同劇団の「場所と思い出」シリーズの中の「悲しみ」と「izumi」の2作品を上演する。同シリーズは、「ある街と記憶」にさまよい、過去を探索し、わたしたちの立ついま・ここの足場を確かめようとする試みで、第一作として「izumi」(2007年-2008年)を、第二作として「遊園地跡地」(2008年)をこれまでに公演。「悲しみ」は第三作として初公演となる。

 同劇場の石原さんは「半年前のコンクールで圧倒的な構成力、セリフの美しさ、みずみずしくもハイセンスな世界観で専門審査員のハートをわしづかみにした劇団820製作所がせんがわ劇場に凱旋する。現在の小劇場界の最先端を走る劇団の心にしみわたる2作品をぜひご覧いただきたい」と話す。

 開演時間は、「izumi」は3月11日=19時30分、14日=18時、15日=12時、「悲しみ」は3月12日・13日=19時30分、14日=13時、15日=17時。料金は、一般=3,500円、市民(調布市在住・在勤)=3,000円、24歳以下=2,500円、高校生以下=500円(枚数限定)、2作品セット券=4,500円。

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