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調布駅前に子育て応援カフェ 「孤」育て解消、まちの人々が自然につながる場へ

週替わりの「aona定食」(左)と「aonaパンプレート」(右)(各950円)

週替わりの「aona定食」(左)と「aonaパンプレート」(右)(各950円)

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 調布駅南口の新ビル「セントラルレジデンス調布」(調布市布田4)2階に4月21日、子育てカフェ「aona」(TEL 050-3745-8864)がオープンした。

子育てカフェ「aona」店内の様子

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 NPO法人「ちょうふ子育てネットワーク・ちょこネット」が「調布市子ども基金」の助成を受け運営する同カフェ。同NPOは、「ここで育てたい」まちづくりを理念に掲げ活動するなかで、2012年6月から今年3月まで、深大にぎわいの里(調布市深大寺元町1)で子育てカフェ「ちょこカフェ」を運営してきた実績がある。

 店名の「aona」は、同市で生産量の多い小松菜からイメージした「青菜」の意。靴を脱いで上がるスタイルで、面積は276平方メートル、席数は天然木の板張りフロアにイス席20席、い草畳の座敷フロアに20席の計40席。多摩産材や同市で伐採された木で作られた家具を備え、地元野菜に一手間かけた食事を中心に提供していく。

 多種多様な人に利用してもらうことで、間接的に子育てに関わってもらい、子育て世代がまちの人と自然に交流できる場を目指そうと、店舗スタッフも、学生からシニア層まで、幅広い世代から採用した。また、スタッフエプロンには、同市在住の葉山清美さんが制作した、アフリカ布使用のリバーシブルエプロンを採用。食器の一部は同じく同市の陶芸家、原薫さんの作品を採用するなど、地元の力を生かして運営に臨む。

 メニューは、週替わりの「aona定食」(950円)、「aonaカレー」(950円)、天然酵母の焼きたてバゲットに総菜、サラダ、ポタージュがセットになった「aonaパンプレート」(950円)、深大寺にある「トドロキ珈琲店」の豆を使ったドリップコーヒー(400円)など。また、17時以降は大人1人前、子ども1人前の定食のセットに小さなおやつを添えた「帰ったらお風呂だけセット」(1,200円)や、ビールなどのアルコール(400円から、平日17時以降と土曜・日曜・祝日のみ)も提供する。価格はすべて税別。

 カフェスペース以外にも、総菜、菓子、パン、市内で活動する作家の手作り雑貨などの販売コーナー「aona shop」や、子育て関連イベントの場も提供する。

 同カフェの店長を務める「ちょこネット」事務局長の杉山さんは、「私自身、ご近所の方に頼らなければ、わが子の成長はなかった。人同士がつながる力が弱まっている今、カフェを拠点に新しいコミュニティーをつくることが、子育てしやすい環境につながると信じてのチャレンジ。皆さんに応援してほしい」と話す。

 営業時間は10時~20時。定休日は毎月9日と24日、夏季休業、年末年始、その他不定期に年7日程度の休みあり。予約利用開始は6月1日から(予約受付は5月11日から開始)。

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