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調布の飲食店が地ビール生産 多摩地域で20年ぶりの醸造許可

「Jackson Hole」外観の様子

「Jackson Hole」外観の様子

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 調布市を中心に飲食店を展開するフォレストバンドが昨年12月にビール醸造許可を得て、1 月15日、自家醸造ビール「St.Robinson」の提供を開始した。

自家醸造ビール「St.Robinson」

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 同社は、調布の飲食店「Jackson Hole(ジャクソンホール)」や「ホノルル食堂」(以上、調布市布田1)、「ブルワリー&パブ 調布ビアワークス」(国領町2、TEL 042-430-1088)を展開。昨年12月6日に東京国税局武蔵府中税務署よりビール醸造許可の交付を受け、「調布ビアワークス醸造所」を設立し、生産を開始した。同交付許可は、京王線沿線や多摩地域では、ホッピービバレッジ(多摩川1)が1995年に取得してから、20年ぶりの交付となる。

 醸造所は「調布クラフトビアワークス」の店舗隣の室内で、面積は約5坪。200リットルのビール仕込み釜2台と発酵タンク2基を設置。同9日に初仕込みを行い、大麦麦芽を使ったペールエールを醸造、15日に開栓した。エールタイプのさまざまなビールを仕込む同ビールのブランド名は「St.Robinson」。「これから始まるビール造りの物語のタイトルとして皆と一緒に造り上げたい」と思いを込めた。醸造ビールの提供は同社運営3店舗のみで、常時2種類ずつ用意し、「Jackson Hole」では580円で提供する。今後は、ボトルビールの販売も予定するという。

 同社の茂木潤さんは「多くの方に飲んでもらいたいとの思いで、カールスバーグと同じ破格の値段を設定した。今後は自社で畑を持ち、ホップを育てたいという夢がある。調布で店を始めて約20年たち、調布の方々に感謝の気持ちを持ちながら、駅開発やオリンピックに向け、『調布ブランド』として醸造ビールを育てていきたい」と話す。

 「Jackson Hole」の営業時間は、土曜・日曜・祝日=11時30分~15時、平日・土曜=17時30分~翌1時、日曜=17時30分~24時。

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