「調布音楽祭」今年も 会期拡大、本格クラシックやキッズプログラムも

©Marco_Borggreve 「バッハ・コレギウム・ジャパン

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)と調布市グリーンホール(同)などで6月22日から5日間、「調布音楽祭」が開催される。

鈴木雅明さん(左)と下野 竜也さん(右)を指揮者に迎え、奇跡のコラボレーション

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 調布市文化・コミュニティ振興財団が主催する毎年恒例の同音楽祭。2010年に古楽アンサンブル「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」と同財団の協定が結ばれたことで、同祭でも同協定を活用した取り組みを展開している。2013年からは総合プロデューサーに就任した鈴木優人さんを筆頭に、プロジェクト委員会を発足。調布から音楽を発信する新たな音楽祭として「バッハの演奏」「アートとの連携」「次世代への継承」の3つをテーマに、年々規模を拡大している。

 今年は前年より1日長い5日間の開催。初日はBCJ音楽監督の鈴木雅明さんと同コンサート・マスターの若松夏美さんのデュオが深大寺からスタート。メインプログラムは「バッハ・コレギウム・ジャパン『水上の音楽』」「生誕260年 モーツァルト・ガラ・コンサート~再現1783年ウィーン・ブルク劇場公演」「櫻田亮の『カッチーニ!ロッシーニ!プッチーニ!』」。

 「鈴木雅明×下野竜也×フェスティバル・オーケストラ」では、音楽大学生などの若手演奏家を公募し、同音楽祭フェスティバル・オーケストラを特別に編成。鈴木さんと数々のコンクールで受賞し国際的に活躍する下野竜也さんを指揮者に迎え、2人の名匠とオーディションを経た若手の共演が実現する。「山下洋輔 ジャズ・ナイト」は、クラッシック音楽を基本とした同祭で初めてとなるジャズ・ステージ。エグゼクティブ・プロデューサーの鈴木優人さんと高校の同窓でもある、ジャズピアニストの山下洋輔さんが自由な即興演奏を披露する。

 そのほか、鈴木優人さんとアソシエイト・プロデューサー森下唯さんの「トークコンサート」や桐朋学園大学音楽学部の在学生と卒業生が次々に出演する「ミュージックカフェ」、オーディションで選ばれた市民音楽家たちによる「オープンステージ」といった無料公演も。今年は、0歳から入場可能のキッズコンサートも4公演に増設。恒例の「たたいてあそぼう2016」や新企画の「楽器たんけん隊 ピアノ組み立てコンサート」をはじめ、「スギテツ 愛と笑いのクラシック!」では、NHKの音楽教育番組にも出演するスギテツが同音楽祭に初めて登場する。

 公演スケジュールとチケット料金は、ホームページで確認できる。26日まで。

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