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調布・神代植物公園の新「宿根草園」花盛り 植物を学ぶワークショップも

リニューアルした宿根草園(ペレニアルガーデン)。4月15日の様子

リニューアルした宿根草園(ペレニアルガーデン)。4月15日の様子

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 リニューアルプロジェクトを行った都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)の宿根草園(ペレニアルガーデン)が花盛りを迎え、来園者の目を楽しませている。5月に始まる本年度プロジェクトのワークショップ参加者を現在、受け付けている。

バスを待つ人も観賞する「東京パークガーデンアワード」入賞者の花壇(日陰エリア)

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 昨年9月から進めている「JINDAIペレニアルガーデンプロジェクト」は、東京都公園協会による花壇デザインコンテスト「東京パークガーデンアワード」の関連事業として企画。宿根草の特徴である「人にも環境にも優しいガーデン」を目指して、参加者は連続ワークショップで学んだり苗の植え付け作業などを行ったりした。

 ワークショップ参加者と市民によって植栽された宿根草園では3月末から、アプリコット色のゲウム(マイタイ)や黄色い小花のユーフォルビア・キパリッシアス、レース編みのような白いフロックスなどが次々に咲き始めた。公益事業推進課の山岸さんは「ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんの基本計画を元に、四季ごとの花を見られるように整えた。市民と育てるガーデンがどんな姿に成長していくか楽しみにしてほしい」と話す。

 同プロジェクトの2024年度ワークショップ「地域と育むペレニアルガーデン講座」を5月から来年3月まで全10回、開催する。植物の手入れ方法や生物多様性について学んだり、花壇デザインなどを考えたりする。定員は20人(申し込み多数の場合は抽選)。申し込みは5月8日まで、ウェブで受け付けている。

 「東京パークガーデンアワード」入賞者5人の花壇は、同園正門手前プロムナード(無料区域)で見ることができる。「武蔵野の“くさはら”」をテーマにして昨年12月の土づくりから継続的に手がけている花壇は、日陰と日なたのエリアで宿根草が成長している。

 開園時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。

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