「調布国際音楽祭2026」が6月20日から、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)や調布市グリーンホール(同)などで開催される。
2013(平成25)年に「調布音楽祭」の名でスタートした同音楽祭は、調布のまちを舞台に毎年初夏に行われているクラシックを中心とした音楽の祭典。2020年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した音楽家で、音楽祭のエグゼクティブ・プロデューサーを務める鈴木優人さんを中心に、手作りの感覚とクオリティーを両立させたラインアップで親しまれている。今年のテーマは「おいしい音楽、めしあがれ。」。調布のまち全体を一つのキッチンに見立て、作曲家はレシピを考え、演奏家は音を刻み、聴き手がそれを味わう世界をイメージする。
作曲家・権代敦彦さんの新作オペラ「ZEN」を6月26日に上演。禅文化を海外に広めた故・鈴木大拙と哲学者の故・西田幾多郎を主要人物とする物語で、オペラ全編上演は、同音楽祭初の試みとなる。6月20日には、「オペラ『ZEN』について作曲家が語る」を開催。権代敦彦さんと、指揮を務める鈴木優人さんが、制作秘話や作品に込めた思いを語る。
27日には、料理愛好家・平野レミさんを迎え、音楽キッチンイベントを企画。大の料理好きで知られ、平野さんとも親交のあるピアニスト・山中惇史さんを中心に、廣津留すみれさん、鈴木優人さん、森下唯さんらが加わり、「料理あり、笑いありのトーク・コンサートを開く」という。試食コーナーも用意する。
2027年に開館50周年を迎える調布市グリーンホールでは恒例の「フェスティバル・オーケストラ」などが演奏を行う。フェスティバル・オーケストラは毎年、オーディションに合格した若手演奏家たちで構成。各パートのトップは国際的に活躍するソリストや国内外の主要オーケストラの首席奏者などが務め、リハーサル期間中は指揮の鈴木雅明さんと共に若手への指導を行う。
無料コンサートも期間中の土曜・日曜を中心に上演。たづくりのエントランスやグリーンホール小ホールなどで、オーディションで選ばれた演奏家による演奏を、予約なしで楽しむことができる。
担当者の田口悠さんは「初夏の調布を舞台に14回目を迎える調布国際音楽祭。今年も国内外の名手による極上のオーケストラから、親子で楽しめるステージ、駅前のおいしいバルまで、多彩なメニューをそろえた。まち全体が音楽に包まれる特別な9日間を、ぜひ楽しんでいただければ」と話す。
今月28日まで。