調布市仙川駅近くの「伊藤農園asobibatake(あそびばたけ)」(調布市仙川町1、TEL 090-9681-5611)で現在、夏野菜の収穫体験が行われており、8月初旬にはスイカの収穫体験も始まる。
「伊藤農園asobibatake」の伊藤彰一さん スイカ棚の前で
京王線仙川駅から徒歩3分の場所で先祖代々農業を営み、年間約40種類の野菜を栽培している同園。「農業の面白さや自然の豊かさを多くの人に感じてほしい」と、2016(平成28)年から農地の一部を「asobibatake」と名付け、一般向けに夏野菜の収穫体験を開いている。収穫する野菜はミニトマトと枝豆でスタートし、トウモロコシ、ナス、オクラなど、年々、種類を拡大。2020年からはシーズン中、毎日営業し、昨年販売した体験料のシーズンパスは200人以上が購入。近隣住民だけでなく、市外からも多くの人々が訪れている。
今シーズンもトウモロコシを皮切りに、ミニトマト、ナス、キュウリ、ピーマン、オクラ、枝豆、カボチャ、大葉、バジルなど約10種類を栽培している。毎年人気のトウモロコシは、最適な収穫時期が短いことから植え付け時期をずらし、約2週間にわたって収穫できるようにした。ミニトマトは5品種、ナスは長ナスと白ナスを育て、カボチャの栽培数も増やした。
同園では、近年の気候変化に対応するため、毎年栽培方法を見直している。昨年は梅雨が短く、早い時期から猛暑が続いた影響で、生育が思うように進まない野菜もあった。今年は植え付け時期を早めたものの、例年並みの降雨によりミニトマトが割れる被害が発生。それでも、その後は病気の発生も少なく、順調に育っている。同園の伊藤彰一さんは「ここ数年は野菜の生育が読めない。毎年さまざま試しながら、少しずつ工夫を重ねている」と話す。
今年の目玉はスイカ。これまで数年にわたり試験栽培を重ね、今年は栽培面積を広げるとともに、棚を設けて本格栽培に取り組んだ。つるを上へ誘引する独自の棚栽培を採用し、実がぶら下がって成長する様子を間近で観察できる。栽培する品種は小玉スイカ「ピノ・ガール」。種が小さく、そのまま食べられ、「シャリ感」のある果肉と甘みが特徴だという。
伊藤さんは「天候の変化と向き合いながら、畑を整え、快適に楽しんでもらえるよう工夫を重ねている。スイカがぶら下がって育つ様子を見る機会も、自分で収穫する体験もなかなかないと思う。他の野菜も含め、畑ならではの発見を楽しんでほしい」と来園を呼びかける。
営業時間は15時30分~17時45分(最終退園)。雨天中止やメンテナンスによる臨時休業、生育状況などはウェブサイトやSNSで知らせる。体験料のビジター料金は、大人=660円、子ども=330円。シーズンパスポートの料金は、大人=1,880円、子ども=880円。いずれも野菜代別途。