昭和の街並みをミニチュアで復元へ-60歳以上のOG・OBが模型づくり

調布の旧上布田地区のメンバーが制作した昭和20年代の調布駅近隣の街並みを復元したミニチュア模型

調布の旧上布田地区のメンバーが制作した昭和20年代の調布駅近隣の街並みを復元したミニチュア模型

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 調布の旧上布田地区のメンバーが現在、昭和20年代の調布駅近隣の街並みを復元したミニチュア模型を制作している。

布多天神社を制作する様子

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 同活動は同地区に住む佐藤通雄さんや中野繁さんらが高齢者同士のつながりを持つことを目的に今年5月、「旧上布田地区OG(オールドガール)・OB(オールドボーイ)の会」を上布田自治連合会の協力を得て発足。70歳~80歳のメンバー10人ほどが毎週月曜日、上布田自治会館(布田1)に自由に集まり、「昭和20年代の調布」をテーマに座談会を行っていたところ、同地域にある同市立第一小学校が今年11月に110周年を迎えることから、学校と地域をつなげる試みとして街並みの復元模型を製作する企画が持ち上がった。

 メンバーらは1970(昭和45)年の住宅地図を基に情報収集を開始。昔の写真や絵、大正生まれの人からの話や寄せられた手書きの地図など多数の資料をそろえ、自らの記憶をたどりながら旧甲州街道を中心に調布駅から甲州街道までの住宅地図を完成させた。その地図上に一つひとつ丁寧に作られた家や神社、金たわしや梱包(こんぽう)材などを利用して作った木などを配置し、色付けしていく。今では見られない茶畑や長屋アパート、かやぶき屋根など宿場町だった調布を再現。現在の進行状況は4割ほどで、11月に行われる同小学校の周年記念式典に完成品を飾るという。

 中野さんは「調布駅の立体交差事業で今以上に街並みが変わっていくことから、知恵や知識を集めて昭和の街並みを残していきたい。模型作りは一つの企画に過ぎず、集まって話しをするだけでも意味のあること。孤独な高齢者が問題となっている中、『ここに来れば誰かがいる』という場を作り続けていきたい。女性のメンバーも増やしたい」と話す。

同会の活動日は毎週月曜日。時間は13時~17時30分。会費は無料。

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