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ルーマニアの子どもの大切なものは?-調布で医師が写した写真展

調布市文化会館たづくりで開催中の「山本敏晴写真展-ルーマニアの記憶…大切なものは何?…-」の作品

調布市文化会館たづくりで開催中の「山本敏晴写真展-ルーマニアの記憶…大切なものは何?…-」の作品

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で現在、「山本敏晴写真展-ルーマニアの記憶…大切なものは何?…-」が開催されている。主催は調布市と調布市文化・コミュニティ振興財団。

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 山本敏晴さん(45)は2000年からさまざまな国際協力団体に所属し、アフリカや中東で医療援助活動に携わりながら、世界各国で子どもたちを撮影する、医師であり写真家。2003年から2年間は「国境なき医師団」の日本理事を務め、現在は「本当に意味のある国際協力活動」を目指し、その場限りで終わらない持続可能な活動を行うため2004年にNPO法人「宇宙船地球号」を創設し、医療援助のみならず写真展や講演会などで幅広く活動している。

 調布市国際交流平和都市宣言20周年記念および調布市平和祈念事業として行っている同展。ルーマニアの子どもたち17人の写真のほか、山本さんの「大切なものは何」という問いかけに対して子どもたちが描いた絵などを展示する。「宇宙船地球号」が取り組んでいる世界の子どもたちに「あなたにとって大切なものは?」と問いかけ絵にしてもらい、なぜその絵を描いたのかインタビューを行うプロジェクトをルーマニアで行った時のもの。1989年のルーマニア革命で民主化した同国だが、子どもたちは「大切なもの」として「歴史」や「過去」を挙げることが多く、現在でも貧困などの社会問題を抱える状況を知ることができる。

 同財団担当者は「展示を通してまずは一歩、世界の多様性を理解する機会としていただき、さまざまな地域に住む人々が平和に暮らすためにわたしたちに何ができるのかを鑑賞者の皆さまと一緒に考えていければ」と話す。

 開催時間は10時~18時。入場無料。3月20日まで(2月26日~3月1日は休館)。

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