調布の仙川駅近くを流れる仙川沿い一帯の菜の花が満開になり、市民の撮影スポットとして人気を集めている。昨晩の台風並みの暴風雨と川の増水にも耐え、まだしばらく美しい風景を楽しむことができそうだ。

サクラのつぼみと菜の花。例年は、サクラの開花と菜の花を一度に楽しむことができる

　開花した菜の花は自生しているもので、都営緑ヶ丘団地（調布市緑ヶ丘2）付近から川沿いを約700メートルにかけて咲いている。特に見頃なのは仙川駅前からの道が延び、人通りも多い弁天橋付近。通学中に携帯カメラで撮影する学生や、買い物や散歩ついでに立ち寄る人々でにぎわっている。

　菜の花を見に来た同団地に住む女性は「例年、この一帯は川沿いに植わっている桜と満開の菜の花の、両方を一度に見ることができる。今年は桜が遅いのでタイミングがずれているが、うまくいけば今週末にも咲きそうなので楽しみ」と話す。