調布の民家でミドリガメ「カメ子」が産卵-20年前に縁日で買ったカメが成長

産卵の準備のため、再び穴を掘り始めた「カメ子」

産卵の準備のため、再び穴を掘り始めた「カメ子」

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 調布の民家で飼育されているミドリガメが卵を産んだ。

7月20日に産まれたミドリガメ卵の一部

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 ミドリガメは、同市小島町に住む尾形さんが飼育する。名前は「カメ子」。20年前に縁日で買った後、家族の一員として大事に育てられ、購入時の10倍の体長30センチまで成長した。7月20日に突然、水槽内で暴れ始め、自力で水槽からはい出て2メートルほど離れた庭の土のあるところまで這って行き、必死に穴を掘り始めた。その後、尾方さんがじっと見つめる中、目に涙を浮かべながら3センチほどの卵10個を産んだ。

 8月2日夕方に再び水槽内で暴れたため、外に出すと、今度は5メートルほど離れた別の場所に穴を掘り始めた。尾方さんは「このようなことは20年間で初めて。『カメ子』が必死に掘っている姿を見ると応援したくなる」と話す。

 尾方さんが飼育するカメはメス1匹のため、無精卵の可能性が高い。

 ミドリガメは亜種ミシシッピアカミミガメの幼名で、米国などに多く生息。1980年代以降に日本に多く輸入されたが、2006年の動物愛護法改正などにより流通量は減少しているという。

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