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調布で電通大准教授が展覧会 「磁性流体」用いたメディアアート作品展示

「モルフォタワー/二つのたてる渦」

「モルフォタワー/二つのたてる渦」

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)1階展示室で8月6日から、「児玉幸子―磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展」が開催される。

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 調布市文化・コミュニティ振興財団が主催し、調布市在住のメディアアーティストで、電気通信大学准教授も務める児玉幸子さんの作品を紹介する同展。児玉さんは2000年より磁力によって形状を変化させる磁性流体を用いたアートプロジェクトを推進し、その作品は、第5回文化庁メディア芸術祭インタラクティブ部門大賞を受賞、日本のメディア芸術100選にも選出。児玉さんが独自に編み出した技法「磁性流体彫刻」による立体作品と映像は、20カ国以上の国の美術館やギャラリー、公共空間、個人宅などで展示され、美術・デザインの領域にとどまらず幅広い分野に影響を与えている。

 同展は、未公開作品や作家が勤める同大学の研究室とのコラボレーション作品、映像資料などを展示。同19日・26日には、無料のギャラリートークを実施する。9月2日に同館8階映像シアターで開催される「平成28年度ちょうふ市内・近隣大学等公開講座 電気通信大学」では、児玉さんが講師として登壇。創作エピソードなどを交えながら、映像資料を使って同展について解説を行う。公開講座は、19時~20時40分開催、受講無料、要申し込み。

 児玉さんは「形とテクスチャーが変容する『磁性流体彫刻』は、子ども時代からの自然体験に根差したもの。柔らかく光る彫刻、ダイナミックに変化する有機的な形など、生命をモチーフにした動きとリズムをテーマとした作品をご覧いただければ」とコメントする。

 開催時間は10~18時(金曜は20時まで)。8月22日・23日休館。入場無料。9月19日まで。

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