ギタリストが作るスパイスカレー専門店「咖喱(かり)ふぉるにあ」(調布市菊野台1、TEL 042-445-0952)が1月11日、調布市柴崎駅近くにオープンした。
スパイスカレー専門店「咖喱ふぉるにあ」店主のジョニー佐藤さん
店主のジョニー佐藤さんは、高校卒業後音楽活動のためアメリカ・ロサンゼルスで過ごし、帰国後もギタリストとしてバンド活動やサポートミュージシャンとして活躍してきた。子どもの頃から、食べておいしいと思ったものを自分で再現することにも興味があり、さまざまなスパイスを買い集め試行錯誤して作ったカレーをライブで提供する「カレー&ライブ」なども企画。コロナ禍で音楽活動が制限される中、これまでの経験を生かし、カレーをなりわいにするべく同店をオープンした。
店舗は2017(平成29)年7月にオープンしたカフェ「Campick stand & factory(キャンピックスタンドアンドファクトリー)」を間借りする。同店はドラマーである店主がアメリカの西海岸をイメージして作った店で、互いに共感する点があり、コロナ禍により営業を縮小していたことから、知人を通してコラボレーションが決定。平日のランチタイムのみ間借りするスパイスカレー店としてスタート。消毒の徹底や席の間引きなどウイルス感染対策を行って営業する。
看板のカレーは「スパイスとハーブと地球の恵みで作ったオーガニックカレー」をコンセプトに、でき上がったカレーを客が食べる姿のストーリーをイメージして内容を決定し、化学調味料などを使わず、有機野菜や地鶏などを使って毎日2~3種類を用意。合わせるタイ米も、日によってターメリックやクミンなどでおもむきを変え、頻繁に訪れても飽きずに楽しんでもらえるメニュー展開を目指す。
メニューは「南インド風ポーク」「マトンキーマ」など、7~8種類の基本のカレーを日によってアレンジし、小さな子どもやシニアでも食べやすいよう辛味を加えない「バターチキン」などを毎日用意。単品(800円~)に加え、2種盛り(1,000円)、3種盛り(1,300円)も用意し、テークアウトにも対応する。
佐藤さんは「さまざまな国籍、性別、年齢の人々がそれぞれの文化を持ちつつ混ざり合うロサンゼルスの街のように、カレーをキーワードに地域の方々からカレーマニアまで、お子さまからお年寄りまで、さまざまなお客さまが集うような店になれば」と話す。
営業時間は11時~15時(売切れ次第閉店)。土曜・日曜・祝日定休(変更の可能性あり)。