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調布にサイクリストやランナー向け複合施設 シェアハウスやドッグランも

「PanomaPark」外観

「PanomaPark」外観

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 フィールドスポーツ向けの地域密着型複合施設「PanomaPark(パノマパーク)」(調布市調布ヶ丘4、TEL 03-6427-4075)が4月16日、御塔坂交差点近くにオープンした。

「PanomaPark」社長の葭野一恵さん

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 住宅や商業施設のリノベーションのデザイン設計・施工などを行う1966(昭和41)年創業の「Panoma」(渋谷区)。同社の前身で、家具小売店を営んでいたヨシノ家具の創業の地である調布ヶ丘に所有する約350坪の古い倉庫を再利用できないかと考え、「土地の利点を生かした複合施設」をテーマに検討を重ね、東京を代表するサイクリングロードの一つである、多摩川を目指して多くのサイクリストが走る鶴川街道に近い場所であることから、共通の趣味を持つ人たちのコミュニケーションの場として、サイクリストやランナー、トライアスリートなどフィールドスポーツを楽しむ人の拠点となる同施設をオープンした。

 倉庫の床材や壁材などはそのまま生かしてリノベーションし、モデルルームで使用した家具や小物などを再利用することでコストを抑えた。施設内は目的に合わせて大きく4つのエリアから成り、トランクルームやピット、シェアハウス、ドッグランなど、さまざまな用途に合わせた設備やコミュニティーの場を提供する。

 「NEST」(月額6,250円~)エリアは、自転車やヘルメット、必要な工具など、スポーツ用具の保管場所として31室のトランクルームを用意。2階建ての「STAIRS」(会員制月額3,300円)エリアは、1階フロアに必要な工具をそろえたピットと自転車のメンテナンスができるスペースで、会員の要望により今後トレーニングマシンの設置を予定しているほか、シャワールームも完備。2階フロアには、チームミーティングや談笑ができるプロジェクター付きのラウンジを用意する。サイクリストに特化したシェアハウス「ESTALIST」(初期費用5万3,000円~)エリアは7部屋を用意し、入居者はラウンジとピットが無料で使える。地域の人々のコミュニティーの場として利用できる「LIVING-GARAGE」エリアは、フリースペースとして提供する。貸し切りの相談にも応じる。そのほか、約60平方メートルのドッグランも併設し、時間内であれば誰でも無料で利用できる。

 葭野さんは「趣味でつながった方たちがこの場所で集まり、準備してみんなでスタートする、そうした場所を提供できれば。サイクリストの方たちに楽しく過ごしていただけるような施設を目指したい」と話す。

 営業時間は、「NEST」「STAIRS」=24時間、「LIVING-GARAGE」=6時30分~20時。

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