オランダスタイルを中心としたフラワーショップ「Material office KIK（マテリアルオフィスキク）」（調布市仙川町1、TEL 090-2594-8886）が2月23日、調布市仙川駅近くにオープンした。

フラワーショップ「Material office KIK」店主の下田恵子さん

　花に関わる仕事に25年以上従事してきた市内在住の下田恵子さんが、これまでの経験を生かして開いた同店。花の先進国と呼ばれるオランダのフラワーアレンジ上級資格を取得して講師業を始め、ブライダル企業の花部門の立ち上げに参画。当時、レストランウエディングがブームで引き合いも多く、結婚式会場の装飾・ブーケのデザインなどを手がけたクライアント数は1万組以上に上り、全国に拡大する支店の立ち上げにも関わった。2020年からはフリーランスとして活動し、いつかは自身のアトリエを持ちたいと思っていたという夢をかなえ、同店を開いた。

　同店では、下田さん自ら市場で仕入れる生花を販売し、オランダスタイルを基本にしたオリジナルのフラワーデザインレッスンを提供。趣味で楽しみたい人やプロを目指す人向けのビギナーコースと、より多彩なアレンジやプロとしてのさらなる技術を習得したい人向けのアドバンスコースを、それぞれ1年間かけて学ぶプログラムを用意する。下田さんがこれまでに積み重ねた技術や知識を元に、「花を仕事にしたい」という人たちに技術やマナーを伝え、花のプロフェッショナルの養成を目指す。

　店内には生花以外に、押し花をデザインしてアクリルパネル板仕立てにしたオリジナルの額縁「pushed plants（プッシュドプランツ）」や花瓶などのインテリア雑貨も用意。フラワーアレンジのギフトや店のディスプレーなど花に関する幅広いオーダーや相談にも応じる。

　下田さんは「皆さまの生活が花を通して豊かになればうれしい。花に関して何でも相談してもらえるホッとできる場にできれば」と話す。

　営業時間は10時～17時。日曜・月曜定休。