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調布市郷土博物館で調布にまつわるグッズ展示-市制5周年記念の手拭いも

開館40周年記念展示「ちょうふ・これくしょん モノから見たわたしたちの調布」の様子

開館40周年記念展示「ちょうふ・これくしょん モノから見たわたしたちの調布」の様子

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 調布市郷土博物館(調布市小島町3、TEL 042-481-7656)で現在、開館40周年記念展示「ちょうふ・これくしょん モノから見たわたしたちの調布」が開かれている。

市制5周年を記念して1960(昭和35)年に全戸配布された手拭い

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 調布町と神代町が1955(昭和30)年に合併し調布市が誕生して以降、農地や山林が開発されて宅地化が進む中、伝統行事や風俗を記録し、民具などを収集保存しなければと危惧した市民が調布史談会を立ち上げ、1969(昭和44)年に郷土史料保存会を発足。会員が地域を回って集めた資料が、市役所の倉庫や公民館の地下室に保管された。そうした市民の活動に後押しされて、1974(昭和49)年に同博物館が開館。今も館所蔵資料の中には、「旧庁舎より搬入」と記録された民俗資料も見られる。

 今年11月に開館40周年を迎えるに当たり、「地域資料」というくくりで集めた市内のイベントなどの際に作られたグッズや記念品を展示している。花火大会のミニはっぴやうちわ、市制施行周年記念のテレホンカードやパスネット、2002年のサッカーワールドカップ日韓大会に出場したサウジアラビア王国代表チームのキャンプ地グッズ、NHK大河ドラマ「新選組!」の放送に合わせて開催した「新選組フェスタ」のグッズ、名誉市民の水木しげるさんが鬼太郎たちのイラストを描いたトートバッグ、タオルなど210点を展示する。市制5周年を記念して1960(昭和35)年に全戸配布された手拭いや1977(昭和52)年に調布市グリーンホールの落成式典の記念品として出席者に贈られたテーブルセンター(第1緞帳と同じデザイン)なども並ぶ。

 同館学芸員の金井さんは「成人式の記念品も、継続して集めれば時代の移り変わりを知ることのできる良い資料となる。調布野菜のレトルトカレーのパッケージやイベントPRのポケットティッシュなど、意外な物も集めて保存すれば立派な地域資料。展示を見て『これも調布オリジナル』と思う物をお持ちの方は、ぜひ博物館に連絡を」と話す。

 開館時間は9時~16時。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。9月7日まで。

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