仙川のプラザ・ギャラリー（調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010）で9月6日から、「宮地豊展」が開催される。

　宮地さんは1965（昭和40）年香川県生まれ。1988（同63）年、東京造形大学造形学部研究生修了。1990年まで同大学彫刻研究室に在籍し、石を用いた彫刻作品を制作。個展やグループ展を開き、コンクールに出展している。2013年には山口県宇部市で2年に1度開催される野外彫刻の国際コンクール展覧会「第25回UBEビエンナーレ（現代日本彫刻展）」に出展し、入選した。

　同展では大作2、3点と小品2点を展示予定。宮地さんは「石なんて、さほど面白いこともない。パソコンやゲーム、動画のように動くわけでもない。何も語りかけず、構ってくれない。なんのサービスもない。地味にそこにあるだけで、きれいな色さえついていない。ただのモノ。そんなモノが、ただそこにある。そのことでそれが放つ、考えるのではなく、感じてしまう刺激について想（おも）う」とコメントを寄せている。

　開廊時間は10時～18時30分。水曜休廊。入場無料。同28日まで。