調布・せんがわ劇場で舞台「はやぶさものがたり」 上演後にトークショーも

小惑星探査機はやぶさをテーマにした「エンターテイメント・パラレルワールド航空宙科学時代劇」

小惑星探査機はやぶさをテーマにした「エンターテイメント・パラレルワールド航空宙科学時代劇」

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で8月14日、小惑星探査機はやぶさをテーマにした舞台「はやぶさものがたり~宙(そら)翔けた軌跡~」が上演される。

過去の舞台の様子

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 同作品は、「はやぶさ」が地球に帰還する以前、大阪府立鳳高校演劇部顧問(当時)をしていた梅本雅之教諭がプラネタリウムで上坂浩光監督の全天周映像「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を鑑賞し、「はやぶさ」の苦難の飛行と日本の科学技術力の高さを広めたいと思い2012年に制作したもの。初演は同年8月に同演劇部によって行われ、以後大阪を中心に高校演劇部コンクールなどで公演を重ねてきた。昨夏、高校演劇界では珍しい自主公演を同劇場で行い、「はやぶさ2」プロジェクトマネジャー(当時)吉川真さんや上坂監督も駆け付け好評を博した。

 同作は、梅本教諭が昨年から指導している大阪府立桃谷高校演劇部がプロデュース、大阪府下演劇部合同劇団はやぶさ座が上演。上坂監督の「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を原作に、同教諭が脚本・演出を担当する。

 上演後にはアフタートークショーを行う。昼公演は15時~16時30分に演劇、16時30分~17時に梅本智文さん(国立天文台助教)と天文台マダムこと梅本真由美さんの対談。上坂監督も参加予定。夜公演は18時30分~20時に演劇、20時~20時30分に上坂監督と彼の全天周映像を初期から上映している「府中市郷土の森博物館」天文学芸員・本間隆幸さんの対談。8月15日にはJAXA相模原キャンパスのある相模原市(相模原南市民ホール)でも上演する。

 「はやぶさものがたり全国公演実現実行委員会」東京地区担当の西川朋子さんは「調布はJAXA本社・調布航空宇宙センターのある土地柄か、昨年は熱心な宇宙ファンが鑑賞してくれた。はやぶさの知識がなくても楽しめる面白い演劇で、大きく羽ばたく時期を迎えている生徒たちの思いも伝わってくる。チケット購入はもちろん、チラシ配布やポスター掲示などの協力も願えれば」と呼び掛けている。

 チケット料金は、一般=2,000円、高校生以下(身分証提示)=1,000円、家族割り(4人以上7人まで、1人あたり)=800円、演劇部割り(8人以上、1人あたり)=500円。全席自由。

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