調布・國領神社で多摩地区初の「泣き相撲」開催へ 乳児の健康と成長祈願し

國領神社で初めて開催する「一心泣き相撲」

國領神社で初めて開催する「一心泣き相撲」

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 調布の國領神社(調布市国領町1)で9月27日、「一心泣き相撲」が初めて開催される。

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 「泣き相撲」は乳児の健康と成長を祈願する日本の伝統行事で、赤子の泣き声で邪をはらった故事を由来とし、400年以上の歴史がある。

 当日は境内に土俵を設置。しこ名を入れた兜(かぶと)と化粧まわしをつけた2人の乳児が、力士に抱かれて土俵に上がる。本来は泣き出す早さや泣き声の大きさを競うのが「泣き相撲」だが、当日は勝敗を付けず「勝負預かり(引き分け)」とする。両者の泣き声に合わせて行司が「縁児泣きたるは万歳楽」と健康と成長を祈願する。参加対象は、首の据わった生後6カ月から2歳6カ月まで。力士役は相撲同好会や地元有志らが務める。

 参加者は、泣き相撲のほか、本殿での祈願や四股奉納、太鼓の上に赤ちゃんを乗せて成長を祈願する「背伸び太鼓」なども体験できる。記念手形やお守りなどの記念品も進呈。

 同神社の野澤靖明宮司は「赤ちゃんの成長を祝い、元気に力強く泣くことで健やかな発育を願う「一心泣き相撲」が多摩地区で初めて開催される。赤ちゃんが生まれると『大きくなあれ』『元気に健やかに育ってほしい』と、両親はじめ家族の皆さまは願うもの。『一心泣き相撲』を通して、お子さまを中心に両親はじめ家族の皆さまの絆を一層深められ、子さまの成長を喜び合う機会になれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時30分~12時30分。参加費は1万3,000円。雨天決行。定員100人(申し込み先着順)。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

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