貧乏大学院生、調布の書店でゲリラキャンペーン-自著PRで

真光書店北口本店でPRをする黒岩将さん(中央)、武田康臣さん(下)。電気通信大学に在学中の弟も(中央後ろ)。色紙を手にする同店の矢幡さん。

真光書店北口本店でPRをする黒岩将さん(中央)、武田康臣さん(下)。電気通信大学に在学中の弟も(中央後ろ)。色紙を手にする同店の矢幡さん。

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 調布駅近くにある真光書店北口本店(調布市布田1)に7月9日夜、「貧乏」などの文字が書かれた白衣姿の男性2人が現れ、先月5日に出版した著書「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ)のPRためゲリラキャンペーンを行った。

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 キャンペーンを行ったのは、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科の博士課程に在学中でITベンチャー企業「ホープフル・モンスター」社長の黒岩将さん(29)と取締役の武田康臣さん(25)。黒岩さんの著書「出稼げば大富豪―貧乏博士課程の目指せ!金持ち修業日記」をPRするため、現在、全国を行脚している。

 黒岩さんは昨年5月に同社を設立し、合コン席替えシステム「ザ・セキガエ」を開発し販売しているが、年商は29万円。倒産の危機に陥る中、バリ島で23社の会社を経営する日本人の大富豪、通称「兄貴」に出会い、弟子入りした。行動を共にした1カ月間で学んだ成功への格言を「マルチーズ風理論」「隣人に幸あれ理論」「ハイスピード理論」など24の成功理論を著書にまとめている。

 この日は10日に開催される「東京国際ブックフェア」に参加するため、19時過ぎに東京駅に着き、調布駅北口の真光書店で20時ごろからキャンペーンを行った。同店担当者に、著書の内容やキャンペーンの経緯などについてもユーモアを交えて紹介するなど、終始和やかな雰囲気でPRを終えた。

 また、電気通信大学(調布ヶ丘)に現在在学している弟と久しぶりの対面も果たした黒岩さんだが、「今まで一番ハートフルなコミュニケーションがとれた。今まで近くには来たことがあったが調布に来ることができて良かった。調布は色に例えると藍色。さらにブルートレインのようなすがすがしさがある」と独特の表現で調布でのキャンペーンを振り返った。

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