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狛江に「みらいの小さなパン屋さん」 老舗の味で認知症の人と共に地域へ

「みらいの小さなパン屋さん」入口と店主の市川裕太さん

「みらいの小さなパン屋さん」入口と店主の市川裕太さん

 パンとコーヒーの店「みらいの小さなパン屋さん」(狛江市中和泉町5、TEL 080-7994-9929)が5月28日、慈恵医大西部医療センター近くにオープンした。

「みらいの小さなパン屋さん」のオニオンチーズブレッドなど

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 店主の市川裕太さんは大学で福祉を学び、グループホームで十数年間勤務した後、狛江市内でケアマネジャーとして開業した。徐々に活動領域を広げ、現在は訪問介護、デイサービスの他、認知症カフェ、シニアふれあい食堂などの活動も行う。

 市川さんは、認知症の人に役割を持ってもらうことや、地域とつながりを持つことに力を入れてきた。「日常にある「食」を通じて地域とつながりたい」とパン店の出店を計画していたところ、世田谷区喜多見の老舗パン店「ロワール」の閉店を知る。「ロワール」の経営者の協力を得て新店オープンにこぎ着け、将来的には、認知症の人も参加するマルシェの開催や、パン作りを通した認知症予防、店を利用する人の気軽な相談窓口などの展開も視野に入れる。

 店舗面積は8.5坪で、テイクアウト専門。フランスの伝統的な発酵方法と粉を使った「バゲット」(680円)、手作りカスタードクリームの「クリームパン」(250円)、「オニオンチーズブレッド」(半斤400円)は「ロワール」の味を受け継ぐ。「ポテサラサンド」(400円)には、自社の畑で取れた野菜や地元・狛江産の新鮮なジャガイモを使う。ドリンクメニューとして、コーヒーとアールグレイやアッサムなどの紅茶を用意。価格は、Sサイズ300円、Mサイズ350円、Lサイズ400円(アイスのみ)。コーヒーは、火曜・木曜がバリスタが、土曜はコーヒー豆の販売を手がける「Kenko Coffee」が、それぞれ提供する。

 市川さんは「例え認知症があっても、介護が必要であっても、私たちが地域や社会とつながるサポートができれば、誰もが同じ時を共に過ごすことができるきっかけになる。その実現の一歩として暮らしの中にある『当たり前』から何かできないかと考えたら、『食』を通じた『パン屋』になった」と話す。

 営業時間は11時~16時。月曜・水曜・金曜・日曜定休。

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