地元工房の「サンドブラスト」グッズで調布観光PR-ゲゲゲグラスも

サンドブラストで作った調布市の鳥「メジロ」(左)市花「百日紅(サルスベリ」」(右)のグラスを手にする「サンドブラスト スタジオ ヤマモト」の山本洋之さん。

サンドブラストで作った調布市の鳥「メジロ」(左)市花「百日紅(サルスベリ」」(右)のグラスを手にする「サンドブラスト スタジオ ヤマモト」の山本洋之さん。

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 調布の「サンドブラスト スタジオ ヤマモト」(調布市八雲台1、TEL 042-446-6140)がガラス彫刻「サンドブラスト」で作る調布の観光PRグラスが現在、人気を集めている。

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 サンドブラストとは、圧縮した空気によって金剛砂など硬質の砂をガラスの表面に吹き付けて削り彫刻を施していく技法。吹き付ける砂を彫刻のように使い、砂の量や空気の圧力などを細かく調節することにより、立体的な彫刻や透かし彫りなどさまざまな表現ができる。

 1年前に山本洋之さんが脱サラして独立した同工房では、「沈め彫り」「逆レリーフ」「段彫り」「浮き彫り」など数種類の彫り方を使い分け、夏の風物詩「調布市花火大会」や市鳥「メジロ」や市花「百日紅(サルスベリ」」などをグラスに彫刻。今年5月からは同市観光案内所「ぬくもりステーション」(布田4)で、NHK連続ドラマ小説「ゲゲゲの女房」のライセンス品として、「鬼太郎」「目玉の親父」「ねずみ男」などのキャラクターを彫刻したグラス(各1,000円~)を販売。併せて、試作品として置いていた江戸切子のグラスを使用した花火大会のグラスが好評なことから、調布にまつわるモチーフを使った作品の販売も始めた。市内の会社からオリジナルのイメージキャラクターグラスの注文が入るなど、着々と人気を集めている。

 山本さんは「一つひとつ手作りするグラスは少しずつ表情が違うので制作は大変だが、喜んで手に取ってくれるお客さまを見ると、調布の観光PRに少しでも役立てているのではと思いうれしくなる。これからはお客さまのニーズに応えたオリジナルグッズにも挑戦していきたい」と意気込みをみせる。

 現在、ぬくもりステーションのほか、山本さんの父親が経営する「やまもと洋品店」(国領1、TEL 042-482-3835)でも販売している。営業時間は、ぬくもりステーション=10時~18時(月曜定休、祝日は営業)、やまもと洋品店=9時~20時(日曜定休)。

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