飛行記念品「すばる望遠鏡バナー」が若田さんと宇宙を飛行-国立天文台

飛行記念品のバナー。実際のバナーにはスタッフの寄せ書きが記されている。(国立天文台提供)

飛行記念品のバナー。実際のバナーにはスタッフの寄せ書きが記されている。(国立天文台提供)

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 国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在している若田光一宇宙飛行士の公式飛行記念品として、国立天文台三鷹キャンパス(三鷹市大沢2)のすばる室と、ハワイ観測所ヒロオフィス(ハワイ島ヒロ市)のスタッフが寄せ書きしたバナーがスペースシャトルに搭載され宇宙を飛行した。現在、同品はアメリカ航空宇宙局(NASA)に戻っている。

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 同品は宇宙飛行士の出身学校や所属学会などのメダルやバナーなどを記念品として搭載するもので、2002年に若田さんがハワイ観測所ヒロオフィスを訪問したことが縁で実現した。バナーには、マウナケア山頂のすばる望遠鏡の写真が印刷され、日本とハワイのすばる望遠鏡スタッフ約100人の署名が記されている。

 若田さんは、5月15日(米国時間)打ち上げ目標のスペースシャトルで帰還予定。バナーもNASAからハワイ観測所ヒロオフィスへ返還される予定。同所広報室の布施哲治さんは「若田宇宙飛行士が帰還したら、ぜひハワイ観測所を再訪問していただき、バナーにサインをお願いしたい」と話す。

 若田さんの乗ったISSは、条件がそろえば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に地上から肉眼で見ることができる。

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