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調布駅北口で謎解きイベント-賞品総額60万円、スマホ版も好評

関連画像:似顔絵がポスターやチラシにも掲載されている、上布田商栄会の田中会長と副会長の川口さん、中澤さん、田中さん

関連画像:似顔絵がポスターやチラシにも掲載されている、上布田商栄会の田中会長と副会長の川口さん、中澤さん、田中さん

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 調布駅北口にある商店街「上布田商栄会」で11月15日、商店会加盟店の店頭などに掲示された謎を解きながら街を回遊する謎解きイベント「上布田商栄会とブタが守った秘宝」が開催される。

「上布田商栄会とブタが守った秘宝」チラシ表面

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 商店街中央に位置する公営駐輪場の屋外部分を利用してさまざまなイベントを行ってきた同会。今年は駐輪場が建て替えとなり、テント2張りほどのスペースしか使えなくなってしまったため、限られたスペースを有効活用し、商店会加盟店を知ってもらい、回遊性を向上する方法はないかと同企画を考案した。

 謎のテーマに選んだのは調布市史研究資料として1987年に刊行された「原豊穣日記」。原豊穣は1843(天保14)年に武蔵国多摩郡上布田村(現在の東京都調布市)に生まれた実在の人物で、江戸時代に宿場として栄えた布田五宿の一つ「上布田宿」で旅籠を営んでいた。その後、養豚事業による収益で子どもたちに無償で教育を提供する「布田郷学校」を設立。最盛期には200人の生徒が学んでいたという。

 「原豊穣日記」をヒントにした謎は初級と中級が用意され、当日、受付でどのレベルに挑戦するかを選んだ上、謎が書かれた用紙を受け取るところからスタートする。謎を解くことで、加盟店の店名がわかり、その店に行くと次の謎が掲示されている。このように複数の謎を解いていくと最後に、「隠されたブタの名前」が判明。解答をゴールで示すと抽選で総額50万円の賞品が当たる。

 同商店会会長の田中さんは「当日は頭をやわらかくして来てほしい。初級なら小学生でもチャレンジできるはず。上布田商栄会にはさまざまな店があるので、謎解きをしながら、普段気がつかなかったお店を知っていただくきっかけになれば」と話す。

 参加受付は10時~16時(ゴールは17時まで)。雨天決行、荒天中止。参加無料。事前に市内で配布されているチラシに掲載されている謎を解いて当日受付に持って行くと、ボックスティッシュを全員に進呈する(1人1個限り)。

 同会では現在、スマートフォンなどのタブレット端末を使って謎を解きながら待ち歩きをするゲーム「まちクエスト」と連携し、11月15日に配るものとは別の謎が楽しめる企画を11月1日から先行開催、すでにクリアした人も出るなど好評を得ている。正解者には500円分の商店会商品券を先着300人に進呈する。11月30日まで。

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