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調布で独在住アーティスト近藤愛助さん企画展 米移民の曽祖父テーマに

4月2日に開催するアーティスト近藤愛助さんのインスタレーション展「近藤愛助展 About M.K.アメリカに移民として暮らしていた曽祖父について」

4月2日に開催するアーティスト近藤愛助さんのインスタレーション展「近藤愛助展 About M.K.アメリカに移民として暮らしていた曽祖父について」

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 東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で4月2日、アーティスト近藤愛助さんのインスタレーション展「近藤愛助展 About M.K.アメリカに移民として暮らしていた曽祖父について」が始まる。

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 近藤さんは1980(昭和55)年静岡県生まれ。2008年ベルリン芸術大学造形学部美術学科マイスターシューラー課程修了。現在ベルリンを拠点に活動している。

 近藤さんの曽祖父は、1916(大正5)年からアメリカ・サンフランシスコに38年住んでいた。太平洋戦中はルーズベルト大統領が署名した大統領号令9066により、ユタ州のトパーズ戦争移住センターに約3年間収容された経歴を持つ。近藤さんは、曽祖父が移民生活の中で記録した写真や使用していた物品、さらに当時の日系アメリカ人の史料などを再構築し、映像や写真などさまざまなメディアを利用した作品を発表する。

 近藤さんは作品について「いろいろな素材や資料を総合的に提示することで、再構築された『記憶の装置』としてインスタレーション空間を展開させる。『記憶の再構築』をコンセプトにして人・時・場の間にある境界の解体を試み、過去と未来を接続する」と話す。

 開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。6月26日まで。

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