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府中で「熟睡プラ寝たリウム」 勤労感謝の日に合わせ開催、「いびき席」も

趣向を凝らした番組を投映している府中市郷土の森博物館プラネタリウム

趣向を凝らした番組を投映している府中市郷土の森博物館プラネタリウム

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 府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)プラネタリウムが11月21日と23日、眠るための特別投映「全国一斉 熟睡プラ寝たリウム」を開催する。

色付き始めた園内の「モミジの滝」

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 勤労感謝の日に合わせて行う同企画は、「日頃疲れ気味の人たちを眠りに誘うためのプラネタリウム」として2011(平成23)年、明石市立天文科学館(兵庫県明石市)で始まった。同館は昨年から開催している。

 投映内容は各館で異なり、それぞれ工夫している。同館では、参加者に心地よく眠ってもらうために、まず、ドームに園内の草木を映し緑を感じながらストレッチをして心と体をほぐしてもらう。その後、ゆったりしたBGMと共にゆっくり移り変わる星空を投映し、熟睡タイムへ誘う。

 参加者は、眠りやすいように愛用の枕やブランケット、ぬいぐるみなどを持ち込むことができる。いびきをかいても大丈夫な「いびき席」もある。熟睡できた人には「熟睡証明書」、最後まで起きていた人には「完徹証明書」、うとうとした人には「ウトウト証明書」を発行する。

 同館では、一日を通して園内でくつろぐ「リラックスプラン」を提案している。朝は急がずにゆっくり家を出て、昼食を園内にある復元建物「旧田中邸住宅」内のカフェで食べる。13時から生解説プラネタリウム「星空旅行~世界の名所編~」を見て旅行気分を味わう。45分間の番組を鑑賞したら、外に出て色付き始めた木々を見ながら園内を散歩。軽い運動でほどよく疲れを感じたところで、15時30分~16時15分の「熟睡プラ寝たリウム」で昼寝をする。

 学芸員の上野さんは「仕事や学業、家事などで忙しくしている皆さんにとって、この番組や当館で過ごす時間が日頃の疲れを癒やすひとときになれば」と話す。

 定員180人(予定)。観覧料は、大人=600円、中学生以下=300円、4歳未満無料。チケットは同館ホームページで販売中(当日券あり)。特別イベントのため、各種割引・優待・回数券・減免などは利用できない。入場料(300円ほか)が別途必要。

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