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国立天文台「三鷹・星と宇宙の日」 オンラインとリアルのハイブリッド開催へ

国立天文台三鷹キャンパス(過去の様子)©国立天文台

国立天文台三鷹キャンパス(過去の様子)©国立天文台

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 国立天文台は三鷹キャンパス(三鷹市大沢2)で毎年開催している特別公開「三鷹・星と宇宙の日2022」を10月28日・29日、オンラインと現地開催のハイブリッド方式で行う。

豊富なコンテンツやライブ配信で行うオンラインサイト(昨年のページ)©国立天文台

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 同イベントは「国立天文台」「アストロバイオロジーセンター」「東京大学天文学教育研究センター」「総合研究大学院大学天文科学専攻」が共同で年に一度開催。コロナ禍により2020年と2021年はオンラインのみだったが、今年はオンライン(両日)に加え、事前申込者(定員制)を対象にした現地開催(29日)も行う。ハイブリッド方式で行うのは初めて。

 オンラインで行う内容は次の通り。28日=ライブ配信による布施哲治さん(国立天文台先任研究技師)の講演会「86400のヒミツ ~時と暦~」(19時~20時)、29日=メイン講演会、ミニ講演、施設紹介、実験中継、ポスター掲示、ウェブパズルなどをライブ配信とコンテンツ配信(10時~17時)。オンラインで発信する内容は、一部を除き現地では見学できない。

 例年、注目を集めるメイン講演会はライブ配信で行い質疑応答も予定している。講師とタイトルは、関井隆さん(国立天文台特任教授・総合研究大学院大学教授)による「タイムドメインアストロノミー ~時間軸天文学いろいろ~」(29日10時~11時)、酒向重行さん(東京大学准教授)による「偶然と驚きのトモエゴゼン」(同13時~14時)。現地聴講の会場はない。

 現地開催で入場できるのは、国立天文台と東京大学天文学教育研究センター。隣接する「三鷹市星と森と絵本の家」の見学は申し込み不要で、国立天文台との行き来に制限がかけられる。見学内容は、施設公開、最新の研究成果の紹介、ミニ講演、実験、工作など。

 現地開催の参加希望者は、専用サイトのフォームで申し込む(11日12時~14日12時、小学生以上)。定員を超えた場合は抽選。当日、見学者用有料駐車場は利用できないため公共交通機関または自転車を利用する。新型コロナウイルス感染症等の状況により、オンライン開催のみに変更する場合がある。

 広報担当者は「オンラインでは親しみやすいものから専門性の高いものまで充実したコンテンツを用意しているので、楽しいひとときを過ごしてほしい。現地開催は例年と異なり、安全性に配慮して事前申込制とし、入場制限を設けて行うので協力いただければ」と話す。

 オンラインの視聴方法やスケジュールなどは専用サイトで確認できる。参加費は、オンライン(通信費以外)・現地とも無料。

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