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調布の木島平村アンテナショップと豆腐店がコラボ 木島平村産大豆の豆腐発売

木島平村産大豆を使った「ちょうふのとうふ」

木島平村産大豆を使った「ちょうふのとうふ」

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 調布市の姉妹都市である長野県木島平村のアンテナショップ「新鮮屋」(調布市小島町1、TEL 042-489-3610)が5月11日、木島平村産大豆を使い調布市内の手作り豆腐の店「おもむろ」が作る初めてのコラボ商品「ちょうふのとうふ」の販売を始めた。

木島平村アンテナショップ「新鮮屋」の外観 店頭には新鮮な旬の野菜が並ぶ

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 木島平村の直営店として、2003(平成15)年にオープンした同店。長野県の北端に位置する同村は豪雪に由来する雪解け水が豊富で、農作物の栽培に適した気候の農村地域。同店ではコンクールで受賞したコシヒカリをはじめ、旬の農産物や農産加工品などを木島平村から直送して販売している。木島平村で栽培した大豆を使った豆腐も人気商品だったが、製造が中止となり欠品が続いていた。

 手作り豆腐の店「おもむろ」は、「大豆を作る人と豆腐を作る人が見える『新しい豆腐屋』」を目指し、2021年12月、調布市国領駅近くにオープン。店主の伊藤正樹さんが、大豆農家や問屋から見聞きしたストーリーを大切にして大豆を選び、手作りの豆腐を製造販売する。大豆それぞれの味の違いを味わえるよう、主に単一品種の大豆で作る豆腐を用意し、正月には黒豆を使った豆腐、みどりの日には青大豆を使った緑色の豆腐なども販売。連日多くの客が訪れる店になった。

 伊藤さんがさまざまな大豆を取り扱う中、姉妹都市木島平村で栽培される大豆でも豆腐を作りたいと問屋に相談したところ、新鮮屋で豆腐の作り手を探していることを知り製造販売が決まった。木島平村と調布でコラボ商品を作るのは初めての試み。木島平村で栽培する「タチナガハ」という品種の大豆と水とにがりのみを使い、「ふんわりもめん」(330円)、「きぬ」(300円)、「厚揚げ」(350円)の3種類を用意。毎週木曜に入荷する。

 新鮮屋の桑原美枝店長は「作りたての豆腐を提供することができるようになったので、これまで買いに来てくださっていたお客さまも、また利用いただけたら」と話し、木島平村姉妹都市交流推進員で新鮮屋スタッフの宮島絢冬さんは「小さな村が運営するアンテナショップが、間もなく20周年を迎えられるのは、多くのお客さまに利用していただけたからこそ。これからも調布と木島平のよい関係を保ち、より一層幅広い方々に木島平村を知っていただけたら」と話す。

 営業時間は10時~17時30分。日曜・祝日定休。

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