見る・遊ぶ

映画のまち・調布で「ショートフィルム・コンペティション」-日本アカデミー賞最優秀監督も発掘

第17回ショートフィルム・コンペティション・グランプリ「泥人」上野皓司-「皮膚から泥が出る奇病」という奇抜なアイデアをわずか16分の間でリアリティを持ちながら描ききったことが評価された。

第17回ショートフィルム・コンペティション・グランプリ「泥人」上野皓司-「皮膚から泥が出る奇病」という奇抜なアイデアをわずか16分の間でリアリティを持ちながら描ききったことが評価された。

  • 0

  •  

 調布市文化・コミュニティ振興財団(調布市小島町2)が現在、「調布映画祭2015 第18回ショートフィルム・コンペティション」作品の募集をしている。

募集要項表紙作品/ 写真:谷口雅彦「オーラ ! 不思議なキルリアン写真の世界 」双葉社(2014)より

[広告]

 発表の機会が少ない自主制作ベースの短編映像作品を審査し、映像制作者の支援と発表の場の提供を行い、「映画のまち調布」から全国に向けて新しい才能を発信することを目的にしている同企画。第37回日本アカデミー賞において映画「舟を編む」で最優秀監督賞を受賞した石井裕也さんは、第9回、第10回の同コンペティションで入選、入賞している。

 応募条件は2011年以降に自主制作ベースで作られた30分以内の短編映画であること。ジャンルやテーマは自由。審査は2次審査制で、作品の独創性、表現力、短編映画ならではの切れ味、さらに「商業映画や産業映像に対抗し得るジャンルとしての自主映画」独特の魅力があることを審査基準にしている。同コンペティション審査チームによる厳正な予備審査を経て、3人の本審査員により予備審査通過作品の中からグランプリ1点(賞金10万円)、奨励賞3点(賞金各2万円)を選定。本審査員は、翻訳家・映画評論家の柳下毅一郎さん、映画監督・井口奈己さん、写真家・谷口雅彦さんが務める。

 同財団の石松さんは「難しそうなイメージのあるショートフィルムですが、短い時間にぎゅっとつまったストーリーや映像の力はほかでは味わえません。スマートフォンなどでも撮影でき、どなたでも気軽にご応募いただき、ショートフィルムの世界をご堪能いただきたい」と話す。

 入賞・入選作品は、来年3月に開催する「調布映画祭2015」で上映する。

 出品料は1作品につき1,000円。応募は9月30日まで(最終日持ち込みの場合17時まで)。応募方法などの詳細はホームページで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース