神代植物公園に春の訪れ「椿・さくらまつり」-65種770本のサクラが次々に開花

ソメイヨシノの並木(去年の様子)

ソメイヨシノの並木(去年の様子)

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都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で現在、サクラを見ながらコンサートやクイズラリーを楽しめる「椿(つばき)・さくらまつり」が開催されている。

ウクライナの民族楽器バンドゥーラを演奏するカテリーナさん

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同園には「さくら園」を中心とした各所に65種770本のサクラの木があり、2月からカンヒザクラやオオカンザクラなどの早咲き品種が咲き、間もなくソメイヨシノも開花する。4月中旬からは枝の垂れた姿が美しいヤエベニシダレや、桜漬けに用いられる品種のカンザン(関山・セキヤマとも)など、遅咲きのサトザクラ類の花が5月中旬まで楽しめる。中でもジンダイアケボノは同園で発見された品種で、ソメイヨシノよりも開花時期が若干早く、やや赤みを帯びた花色をしているのが特徴。

ソメイヨシノが見える芝生広場では「さくらコンサート」を開催。ウクライナのカテリーナさんによる民族楽器バンドゥーラの演奏(3月28日)や、杵家七三(きねいえ なみ)さんの長唄三味線と遠藤悠紀(えんどう ゆうき)さんの笛(4月5日)が披露される。

公園ガイドボランティアクラブが「つばき・さざんか園」と「さくら園」を中心に園内の見どころを案内する「椿・さくらガイドツアー」は、4月3日~5日に行われる。

同まつり期間中は、園内に設置された植物クイズに答える「春のクイズラリー」に参加すると記念品が進呈される企画も実施。

同園広報担当者は「華やぐ園内で美しいサクラを見ながら春の訪れを感じてほしい。さまざまな催しを用意したので、家族みんなで楽しんで」と呼び掛ける。

開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(3月30日は開園)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。大温室は増築・改修工事に伴い2016年春まで休館。「椿・さくらまつり」は4月5日まで。コンサートの開催時間は11時~、14時~。ガイドツアーの実施時間は10時30分~、13時30分~。それぞれ荒天中止。参加費は入園料のみ。

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