調布・神代植物公園で「春のバラフェスタ」 朝にバラの香り楽しむ早朝開園も

昨年のばら園の様子

昨年のばら園の様子

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で5月9日から、バラに関する講演会や調香体験などを楽しめる「春のバラフェスタ」が開催される。

昨年の「ばら園コンサート」の様子

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 同園の「ばら園」は世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞した左右対称のフランス式沈床庭園で、都内最大規模の敷地に409品種・約5200株を栽培している。同フェスタは春バラの開花時季に合わせて毎年行っているイベントで、バラの美しさや香りを楽しむ家族連れや愛好家たちでにぎわう。

 期間中の土曜と日曜はいつもより早い8時から「早朝開園」を行い、一日のうちで最も香り高いといわれる朝にバラを楽しめるようにする。10日には園長がばら園を案内する「早朝のばら園ガイドツアー」を実施(定員20人、8時~9時、7時45分正門前で受付開始)。17日・24日・31日はバラの香りの専門家・蓬田勝之(よもぎだ かつゆき)さんが「香りのモーニングツアー」を行う(各日定員20人、 8時~10時、事前申込制、電話で受付中)。

 バラの品種改良や販売、庭造りの経験を持つ村上敏さんを講師に招き、品種改良のポイントについて話す講演会「バラの品種改良~あなたの求めるバラとは?~」は16日13時から。自分で好みのバラの香り袋を作るワークショップ「バラの香りの調香体験」は、23日と24日に開催する(12時~13時を除く10時~16時、各日30人分の材料がなくなり次第終了、参加費500円)。

 ばら園テラスでは、10日・17日・24日にバラを見ながら音楽を楽しむ「ばら園コンサート」を11時と14時から開く。24日はコンサートの前(13時~)に「2014年度国際ばら新品種コンクール授賞式」も行う。

 植物会館では、12日~17日に園内のバラ写真を解説文とともに展示する「神代植物公園のバラ写真展」を、19日~24日にバラのディスプレーやアレンジメントを紹介する「春のバラ展」を開催する。企画展「バラの香りの美学」では科学的にタイプ分けするバラの香りについて、パネルや香りのサンプルなどを用いて解説する(19日~24日、植物会館)。

 期間中、飲食を提供する「バラのカフェテラス」と、バラにちなんだ小物を販売する「ロゼマルシェ」を営業。昼の「ばら園ガイドツアー」をガイドボランティアが9日・10日・12日~17日の10時30分と13時30分から、園芸係職員が31日13時30分から(定員20人、正門前13時15分受付開始)行う。いずれも各回約60分間。

 同園担当者は「当園の名前を冠したバラ『クィーン・オブ・神代』をはじめ、開園当初から育てている大株や原種バラのコレクションなど、貴重なバラが見頃になる。春の日差しに輝くバラの姿と香りをぜひ楽しんで」と話す。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。5月31日まで。各ツアー・コンサート・カフェテラス・マルシェは荒天中止。

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