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調布在住「関野凖一郎・洋作 親子木版画展」 浮世絵技法継承、多彩な作品

ちょうふ八景 布多天神と市

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)1階展示室で10月7日から、「関野凖一郎・洋作 親子木版画展」が開催される。

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 同展は、公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団と調布市郷土博物館が主催し、調布市にゆかりの深い版画家・関野凖一郎さんとその次男で現在も同市で作品制作を続ける版画家・関野洋作さんの作品を展示する。

 凖一郎さんは、1914(大正3)年に青森県青森市に生まれ、版画家の今純三・恩地孝四郎両氏に師事し多彩な版画作品を数多く制作。1957(昭和32)年から同市下布田町(現在の調布市国領町)に移り住んで作家生活を送る中、市制30周年を記念して作った「調布八景」など市内の風景を題材とした作品も手掛け、1988(昭和63)年に調布市文化功労章を受章した。1944(昭和19)年に凖一郎さんの次男として生まれた洋作さんは、凖一郎さんの技術助手を務め、現在も調布の自宅兼アトリエで作品制作を続けている。

 同展では、調布市が所蔵する凖一郎さんの作品展示をはじめ、浮世絵の技法を継承しオリジナリティーを加えた多色刷り木版画の魅力を紹介。関連イベントとして、洋作さんを招いて、10月15日にギャラリートーク、11月5日に大判多色刷り木版画の工程についての解説・実演が行われる。参加無料。制作実演は要申込み。

 開催時間は10~18時。入場無料。10月23日・24日休館。11月12日まで。

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