調布市の電気通信大学附属図書館(調布市調布ヶ丘1)が1月25日から、「古本市」を開催する。
同図書館は、専門に密接に関連する約18万冊の自然科学・工学分野を中心に、哲学・社会科学・語学・文学などの資料を所蔵しているが、重複などで不要となった図書の除籍手続きを不定期に行い、古紙回収業者を通して処分してきた。比較的新しい図書や状態が良好なものも多く含まれるため、活用方法を模索。知的資源の有効活用と地域への貢献を目的に、同大初の試みとして「古本市」を企画した。
販売図書は、理工系の専門書を中心に、一般書、辞書、各分野の参考図書など9700冊。学内外問わず購入可能で、1冊100円で販売する。
同図書館の川口洋平さんは「本学は理工系の大学だが、除籍図書の中には人文・社会科学系の図書なども含まれている。普段あまり出回らない専門書を格安で購入できる機会なので、多くの方に足を運んでいただければ」と話す。
開催時間は10時~17時。今月27日まで。