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水辺と人をつなぐ「ミズベリングin府中」 3年ぶりに多摩川などでイベント

夏の夕暮れどきに多摩川で全国の人たちと一斉に乾杯する「水辺で乾杯」(過去の様子)

夏の夕暮れどきに多摩川で全国の人たちと一斉に乾杯する「水辺で乾杯」(過去の様子)

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 水辺に親しみ活用の可能性や自然環境について考える「ミズベリングウィーク」が6月21日、始まった。「ミズベリングin府中2022」では多摩川を中心に「水辺で乾杯」などさまざまなイベントを行う。

ハスの葉を杯に仕立てた「象鼻杯」

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 コロナ禍で昨年と一昨年はオンライン開催だった同企画。今年は感染症対策をしながら人と水辺、人と人のつながりを呼び戻すため、イベントを分散して実施する。

 多摩川の水が作った地形や水の通り道を水辺の専門家と歩く「水辺さんぽ」を6月25日に行う(13時30分~16時30分、予約制)。ワークショップでは「さんぽ」の振り返りや、水辺を活用した地域の未来について考える。

 翌26日は、中学生以下の子どもと保護者を対象にした「七夕飾りを作っちゃおう」を男女共同参画センター「フチュール」(府中市住吉町1)で開く(10時~12時、先着10組20人)。7月7日に多摩川で「水辺で短冊飾り付け」を行い、オンラインで募集している願い事もスタッフが短冊に代筆して飾り付ける。

 7日・9日に多摩川で多くのイベントを行うのに先立ち、3日は会場や多摩川沿いなどをきれいにする「水辺deごみ拾い」を行う。当日は離れた場所でごみ拾いする人たちをオンラインでつなぎ、交流を深めながら開催する予定。当日参加できない人は、事前に多摩地域の水辺でごみ拾いをして「#多摩の水辺でごみ拾い2022」を付けてSNSに投稿もできる。

 7日の昼間は、ハスの葉で飲み物を飲む風流な遊び「象鼻杯(ぞうびはい)」や、人気企画だという「水辺でボートに乗ろう!」が楽しめる(子ども無料・大人=100円、協力「あばれんぼキャンプ」)。7月7日夜7時7分には、青いものを身に着けて「水辺で乾杯」する全国一斉イベントを開催。浴衣着用での参加を呼びかけており、会場近くの府中総合体育館(府中市矢崎町5)では「プロによる浴衣の着付けサービス(予約制)」も行う。

 9日は、水辺をバックに太鼓・踊り・歌などのパフォーマンスを披露する「水辺ステージ」や、自然の中で心と身体をリフレッシュする「水辺deヨガ」を開催。事前に応募した小学生と保護者を対象にした「府中水辺の楽校 多摩川サマースクール2022(府中市主催)」も開く。7日と9日は、飲料を販売するキッチンカーも会場に登場する。

 企画メンバーの横須賀さんは「かつて多摩川では漁や川遊びが盛んで、街なかにも崖線からの湧水にあふれ多様な生物が生息した。そんな水辺のにぎわいを取り戻すために、新しい水辺での過ごし方を作り共に楽しんでいただきたい」と呼びかけている。

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