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調布・植物多様性センターに「えほんコーナー」新設 自然に関する本集める

絵本から専門書まで並ぶ「ライブラリー」を利用する親子

絵本から専門書まで並ぶ「ライブラリー」を利用する親子

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 都立神代植物公園の植物多様性センター(調布市深大寺北町1、TEL 042-485-1210)が昨年12月、「チルドレンズミュージアムプロジェクト」の一環で「えほんコーナー」を新設した。

昨年12月に新設された「えほんコーナー」

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 植物多様性センターは神代植物公園の分園で、東京都の植物多様性保全の中心的役割を担う施設として2012(平成24)年に開園。貴重な植物を次世代へ継承するために「絶滅危惧植物の保護・増殖」「絶滅危惧植物の情報収集・発信」「植物多様性に関する教育・普及」を行っている。施設には、奥多摩・武蔵野・伊豆諸島の自然景観を再現した「学習園」と、東京の植物多様性を紹介する展示やライブラリーを備えた「情報館」がある。

 チルドレンズミュージアムプロジェクトは本年度に始まった企画で、未来を担う子どもたちに楽しく植物について学びながら自然の大切さを知ってもらう取り組み。セルフガイド用に、見頃の植物を学習園で探してキーワードを完成させる「植物クイズ」を行っている。情報館では、ライブラリーに児童書を並べるほか、植物に触れて遊べる「ハンズオン展示」を開催。野生の植物について学べるイベントを通年実施。昨夏はナイトミュージアム(夜間開園)を行い、今後はドングリを使ったクラフト体験などを予定している。

 今回新設した「えほんコーナー」では、幼い子どもでも親しめるような植物や自然に関する絵本を集めて紹介。職員が手作りした木のパズルや積み木などのおもちゃ、植物の楽器も用意する。同センターの佐藤さんは「絵本やおもちゃを手に取り、親子で楽しんでほしい。『自然って楽しい』『植物って面白い』という驚きや体験をたくさんしてほしい」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。センターの入館は無料。ライブラリーの本は貸し出し不可。

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