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調布で未来の映画人卒業製作・公演発表会-「特殊メーク」体験も

映像科特殊メイクコースの卒業作品「アヌビス」像の制作の様子。「腹筋の美しさ」をテーマに

映像科特殊メイクコースの卒業作品「アヌビス」像の制作の様子。「腹筋の美しさ」をテーマに

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 「調布市文化会館たづくり」「調布市せんがわ劇場」を舞台に、日活芸術学院(調布市染地2)俳優科の卒業公演と映像科の卒業製作作品発表が2月18日~20日、22日~24日に開催される。撮影所や舞台美術会社、フィルム会社等映画関連産業が集まる“映画のまち調布”で、未来の映画人が間もなく巣立っていく。

飛び出す絵画の仕上げに集中する卒業生たち。「卒業したらこの作品を持って就活します」(関連画像)

 発表のトップを切る「映像科特殊メイクコース」は、たづくり北ギャラリーで18日~20日の3日間展示発表。同コースを今年卒業する15人が2年次に制作した作品を展示するほか、グループに分かれて共同制作に挑んだ。

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 卒業にあたって共同制作に取り組むのは、「実際の撮影現場ではチームで作品を仕上げていくことになるので、チームワークなどを経験させるため」と同校事務局の里見一政さん。撮影所内に設置された学校であることを生かし、卒業までに数多くの撮影現場を体験させ、即戦力を身につけさせる“現場実習主義”が同校の特色だ。

 コース15人のグループ製作のうち、各務未紗(かくむみさ)さん(20)が率いる8人がテーマに選んだのは『腹筋の美しさ』。エジプト神話で大きな犬の頭を持ち、ミイラづくりの神といわれるアヌビスを、身長2メートルの大きな像に仕上げた。

 もう一方の7人グループを率いるのは壁谷博貴(かべやひろき)さん(31)。チームの女性からの提案でアヌビスの雄々しい姿とは対象的に『女性らしい曲線』がテーマ。アールヌーボーのグラフィックデザイナー、ミュシャの4枚組作品「芸術」の中から「舞踏」を題材に、『飛び出す絵画』を表現した。それぞれ、1月中旬から製作に取りかかり、追い込み期間は夜遅くまで学校に残って製作に励み発表にこぎ着けた。

 展示時間は10時~18時(20日は21時まで)。入場無料。人気プログラム「特殊メーク体験」は随時無料。顔や手など好きなところにリアルな傷跡やあざをメークしてくれる。

 映像作品は、「調布市文化会館たづくり くすのきホール」で20日の15時と18時30分の2回上映。舞台公演は「調布市せんがわ劇場」で22日~24日、計5回公演。鴻上尚史さん作「アンダー・ザ・ロウズ」を文学座の望月純吉さんの演出で披露する。いずれも入場無料。