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調布・府中の寺社、今年も豆まき行事自粛 節分縁起物を授与

豆大師(元三大師)の姿が印された深大寺の「節分会 特別護摩札」

豆大師(元三大師)の姿が印された深大寺の「節分会 特別護摩札」

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 調布の深大寺(調布市深大寺元町5)と布多天神社(調布ヶ丘1)、府中の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ=府中市宮町3)は、2月3日に行う節分の豆まき行事を昨年に続き今年も自粛する。

深大寺で節分まで授与している「護符・福枡・福豆」

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 各寺社は長年にわたりそれぞれに工夫を凝らして豆まき行事を行ってきたが、大勢が集まり密になることが避けられないため、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自粛を決めた。露店も出店しない。

 深大寺は1月8日から節分まで、「節分会特別授与物」である護符・福枡・福豆を授与している。節分当日は元三大師堂(がんざんだいしどう)で9時40分・10時・12時・12時20分・15時・15時20分から「節分会の護摩祈願」を行う。祈願者には、豆大師(元三大師)の姿を印した特別護摩札を授与。同寺広報担当者は「33体の元三大師さまが描かれた豆(魔滅=まめ)大師さまは、あらゆる姿に身を変えて私たちに襲いかかる『魔』を『滅』してくださるという御利益がある」と話す。

 布多天神社は節分当日、「福豆」を頒布。初穂料は例年800円だが、昨年に続き今年も500円で頒布する。同社宮司は「おはらいをした福豆を家庭でまいて、災厄や邪気を払っていただきたい」と話す。

 大國魂神社は1月16日から節分まで、福豆・御神酒・御供物・一陽来復御神札を収めた「福枡」(初穂料2,500円)を数量限定で頒布している。一陽来復御神札のみ(初穂料700円)も頒布している。同社権宮司は「家庭での節分行事に福枡を活用していただければ」と話す。

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