調布からの「ダイヤモンド富士」-今週が好機

2007年11月12日、多摩川土手(調布市多摩川2)で熊澤孝昭さんが撮影したダイヤモンド富士

2007年11月12日、多摩川土手(調布市多摩川2)で熊澤孝昭さんが撮影したダイヤモンド富士

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 富士山頂に夕日が重なって見える「ダイヤモンド富士」が11月7日から、調布市内各地で観賞可能になりファンや写真愛好家らが楽しみにしている。

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 ダイヤモンド富士は、富士山頂から朝日が昇る瞬間と山頂に夕日が沈む瞬間に太陽光がダイヤモンドのように輝いて見える現象のこと。同市では冬至の前と後の日没にそれぞれ10日間ほど観賞できる。多摩川土手など富士山頂がきれいに見える場所では、その瞬間を見るために日没時間を確認して出かけるファンも多い。

 多摩川近くで熊沢米店を営みながら長年ダイヤモンド富士の写真を撮影している熊澤孝昭さんは「毎年この時季になると配達先や来店するお客さんから『明日はどこで見えるか』などとよく聞かれる。場所と時間がわかれば子どもや高齢者でも美しいダイヤモンド富士が楽しめる。ただし、曇ってしまったら富士山も太陽も見えないから、しばらくは夕方の天気が気になる」と話す。

 熊澤さんの計算と経験によるとこの秋ダイヤモンド富士が見える時間と場所は、10日16時22分ごろ=京王閣競輪場付近、11日16時21分ごろ=調布文化会館たづくり展望台や多摩川原橋付近、12日16時20分ごろ=多摩川2丁目多摩川土手信号(東宝調布テニスクラブ近く)、13日16時20分ごろ=中央高速深大寺バス停付近や上石原3丁目多摩川土手付近、14日16時20分ごろ=深大寺元町付近、15日16時19分ごろ=深大寺御塔坂付近、16日16時17分ごろ=調布飛行場付近など。

これらの場所以外に通称「はけ」と呼ばれる崖線の上やビルの高層階など富士山が見える場所なら観賞可能だが、見る場所の高さによって山頂への日没時間が変わる。また、うるう年の関係で観賞に適した場所も年によって微妙に変化する。

 晴れた日や週末には限られた場所に多くの人が集まることがあるので交通の邪魔にならないよう注意し、「はけ」や土手では身の安全に気をつけ、くれぐれも庭や畑など私有地に入らないように。

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