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調布・白百合女子大でフェアトレード「はちゆりチョコ」発売-地元中学とコラボ

プロジェクトのリーダーを勤める児童文化学科発達心理学専攻3年の川峰恵梨香さん

プロジェクトのリーダーを勤める児童文化学科発達心理学専攻3年の川峰恵梨香さん

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 調布市の白百合女子大学(調布市緑ヶ丘1、TEL 03-3326-5050)で10月26日・27日、白百合祭が行われ、同大学と同市第八中学校がコラボレーションしたフェアトレード・チョコレート「はちゆりチョコ」を販売する。

チョコのパッケージ。右は白百合の学生がデザインしたもの、左は八中の学生がデザインしたもの

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 今年4月に同大学で発足した国際交流を目的に活動する団体「Cosmopolite(コスモポリット)」に所属する7人の学生が「多くの人にフェアトレードを知ってもらいたい」との思いでプロジェクトチームを結成し、同中学校に協力を求めたのをきっかけに開発された同商品。

 商品開発は一橋大学のフェアトレード推進サークルが2007年に始め、現在は他大学でも行われている「まちチョコ」の手法で行った。チョコレートは児童労働を行わず、福利厚生にも配慮された原材料で作られたペルー産のカカオを使用したスイス製チョコ(乳化剤、添加物不使用)を仕入れ、オリジナルのパッケージに包装し販売する。

 パッケージデザインは「みんながハッピーになる絵」をテーマに同大学と中学校で募集し、応募された8通の中から選んだ。名称は両学校名の頭文字から1字ずつ取って命名し、ユリの花を持った蜂のトレードマークも制作した。

 商品はミルクチョコレートとダークチョコレートの2種類で、各50個ずつの限定100個を用意する。価格は共に税込み300円。売上利益は次回以降の企画の運転資金に充てられる。

 プロジェクトのリーダーを勤める児童文化学科発達心理学専攻3年の川峰恵梨香さんは「子どものころにテレビのドキュメンタリーで児童労働の様子を知ったが、人ごととは思えなかった。世界で困っている子どもを助けたいという思いで、高校時代にはフェアトレードの服を着てパレードするなどの活動を行ったこともある。『はちゆりチョコ』がフェアトレードについて知るきっかけになってほしい」と話す。

 同祭の開催時間は10時~17時。

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